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EdgeTech+アワードで生成AI 優秀賞を受賞!エクスモーションの新サービス「CoBrain」とは?【後編】

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ソルクシーズグループのエクスモーションが、2023年10月にリリースした「CoBrain(コブレイン)」は、ChatGPTが話題になってから半年というスピーディーなサービス開発を評価され、「EdgeTech+ AWARD 2023」の生成AI優秀賞を受賞しました。

組込みソフトウェア開発の要求仕様書の作成サポートや、内容の添削をAIが行う斬新なサービスを、早期にリリースできたのはなぜでしょうか。プロダクトオーナーの内田さんにうかがいました。

業務外のプロジェクトで、何か作ってみようと話したのは3月。最初の3ヵ月は技術調査です。6月に社員向けのチャットボットをリリースすることにして、ChatGPTとそれを活用するためのクラウド基盤がどうあるべきか等を調査・検証しました。生成AIにフィードバックしてもらう仕組みや機密情報の扱い方などのノウハウが蓄積され、お客様向けのサービスを作りたいと提案をしたのは5月でした

チャットボットが完成したのは6月です。そのころには生成AIを活用したサービス開発の方法もわかってきていました。渡辺社長とは、11月の『EdgeTech+2023』で何らかのサービスを出展しようと決めていたのですが、それには間に合うという感覚がありました。これまでの案件や社内ワークで身に着けた仮説思考、アジャイルというマインドセットがあったため、できるかどうかではなく、どれだけ高いクオリティで出せるかを考えていました

開発に着手する前にコンセプトやペーパープロトタイプを作成し、組込みソフトウェア開発の人材育成を課題としているお客様にヒアリング。組込みソフトウェア開発の要求仕様書のチェック・添削というサービス内容は、企業の開発現場の声を受けて決めたそうです。サービスの開発がスタートしたのは8月で、半年どころか3ヵ月でリリースに漕ぎ着けています。

フルタイムで関わる開発メンバーには、生成AIなど新しい技術を学ぼうとするマインドセットが強く、自走できる人たちをアサインしました。自分はプロダクトオーナーとして、メンバーが気持ちよく仕事できるよう注力しました

エクスモーションの強みは、組込みソフトウェア開発に精通するスペシャリストが揃っていることと、技術者をリスペクトする企業風土があることです。

サービスの全体像をスピーディーに設計できたのは、開発現場の課題を熟知するエクスモーションが培ってきたノウハウがベースにあり、それをどのように生かすと良いかの仮説検証を、まず社員相手に磨き上げることができたから。

スムーズな開発の裏には、内田さんが参加していた社内プロジェクトのメンバーをはじめ、多くのコンサルタントやエンジニアのサポートがあったといいます。

今回リリースした「CoBrain」は、これからも進化し続けるサービスです。生成AIのバージョンアップや、サービスにインプットする組込みソフトウェア関連の技術情報によって、利用するソフトウェアエンジニアの知見を高めていくことができるでしょう。

たとえば、自社の製品やサービスの仕様書も合わせてAIが参照・解釈し、それぞれの特性に応じた要求仕様書レビューを行うようになれば、さらにお客様に喜んでいただけると考えています

11月の展示会での発表は「ゴール」ではなく「マイルストーン」として捉えている内田さんは「近い将来、『CoBrain』は全国の組込みソフトウェアエンジニアのクオリティを底上げするサービスになりうる」と考えているそうです。

そんな未来像を描けるのは、エクスモーションがソフトウェア開発における正しい技術情報と適切な開発フローを知る企業だからだとわかっているからでしょう。

『EdgeTech+』の生成AIコーナーでは、サービスとして作りこまれた出展はほとんどなかったので、このタイミングで出せてよかったです。今回のスピードと品質は、エクスモーションだから実現したのだと思います

『CoBrain』を生み出したエクスモーションについて興味を持たれた方はコチラをご覧ください。

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