新型コロナウイルス感染症の拡大によって、さまざまな業界でデジタル化を進めるデジタルトランスフォーメーションDX)のニーズが高まっています。
2020年12月には、警察庁から自動車教習所に「指定自動車教習所におけるオンラインによる学科教習の実施について」と題した通達が出され、デジタル化推進が求められるようになりました。
このような社会情勢を受け、ソルクシーズのグループ会社が新サービスを開発しました。学科教習ツール「N-LINE」をリリースしたのは、自動車教習所向けの IT ソリューションを開発・販売する株式会社ノイマンです。
自動車教習所が「N-LINE」のシステムを導入することで、教習生はスマートフォン・タブレット端末を使って、自宅で学科教習を受けられるようになります。
対面授業が必須となる応急手当てや運転技能実習後のディスカッションなどの一部科目をのぞき、ほとんどの学科に対応できるため、新型コロナウイルスの感染リスク低減につながります。教習生が送迎車で通学する負担を軽減できるのも大きなメリットです。
N-LINEの最大の特徴は、「ライブ配信」と「録画配信(オンデマンド)」の両方に対応できること。自動車教習所向けのeラーニングシステムでは、初めての試みです。
学科担当指導員の教室での教習をリアルタイムでライブ配信する方式では、教習生の受講の様子も画面からしっかり確認でき、オンラインであっても対面教習に近い臨場感のある学科教習が可能になります。
対して録画配信方式は、教習生がいつでも受講できるのがメリットです。プログラムによっては在校期間の短縮につながり、指導員の工数軽減による人件費削減も実現できます。
どちらの方式でも、教習生は受講後にスマートフォンアプリから質問することができ、講師からの回答を受けることができます。
また、生体認証システムによる本人確認・継続受講確認ができるため、オンラインであっても受講状況を正確にチェックできます。
さらに教習後は、学科学習システム「MUSASI」にリンクすればテストも実施可能。英語・中国語・ポルトガル語・ベトナム語に対応している「MUSASI」を活用すれば、外国人の教習生にも対応できるようになります。
このように多様な機能を搭載している「N-LINE」は、2021年4月時点で75校を越える教習所からの申込みを受けており、お問い合わせも200件を超えました。京都峰山ドライビングスクール様での運用開始が2021年4月26日に京都新聞の朝刊で取り上げられるなど、大きな反響を呼んでいます。
「コロナ禍のなかで、デジタル化が必要なのはわかるけど、具体的にどのように進めていけばいいかわからない」とお悩みの方は、eラーニングをはじめとするITソリューションの専門家であるノイマンにご相談ください。
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