第25回は、楽しくて便利な音声合成システム『AITalk®』をご紹介するよ。
アプリ感覚の簡単操作でさまざまな音声を合成できる『AITalk®』は、防災無線やスマホゲームなど多彩な分野でひっぱりだこ。NTTドコモのサービスなど、身近なところで使われているソフトなんだソル。
音声合成システム『AITalk®』について、便利さと楽しさを分かりやすく解説していきまソル〜っ!
▼東証マザーズ上場の「株式会社エーアイ」って?
2018年5月にリリースされたNTTドコモの新サービス「my daiz(マイデイズ)」。このサービスには、ユーザーからの質問に音声で回答するという、便利な機能がついている。
この音声に採用されたのが、今回ご紹介する『AITalk®』なんだ。
『AITalk®』を開発・運営している株式会社エーアイは、ソルクシーズの資本業務提携先。2018年6月末には東証マザーズ市場に上場が予定されている、今注目の企業だよ。
▼必要なのはテキスト+パソコンだけ。『AITalk®』にできること
AIって聞くと、人工知能のことと勘違いしてしまうかもしれないけど、『AITalk®』は、テキスト(文章)に合わせてリアルタイムに人の声を合成できる音声合成システム。オリジナルの声はもちろん、特定の人物の声を合成して、好きな文章を読み上げさせることもできるんだ。
音声をつくるのに必要なのは、読ませたいテキストとパソコンだけ。合成する声も「男性・女性」や「大人・子ども」が選べるのはもちろん、声質や速度、ピッチ、抑揚の大きさ、喜怒哀楽の感情表現まで、自由自在にアレンジが可能。
『AITalk®』なら、いかにも機械っぽいナレーション音声だけじゃなく、特定の人物やキャラクターの声も作成できるから、
・「ナレーション担当が退職してしまった」
・「WEBプロモーションで特定のキャラクターにセリフを読み上げてほしい」
なーんてケースにも、もってこいなんだ。
▼便利なリアルタイム読み上げ、あらゆるシーンで活躍中♪
音声合成システムならではの魅力が、もう一つ。
『AITalk®』は人間と同じように、リアルタイムにテキストを読み上げられる。だから事前の録音が要らないんだ。
変化の激しいテキストにも臨機応変に対応できるこのソフトは、すでに多彩な場面で活躍している。
たとえば……
●防災無線
聞き取りやすい音声で正確な情報を放送し、不慮の事態にもリアルタイムで対応しているよ。
●道路・交通情報
時々刻々と変化する事故情報や渋滞情報を、音声ガイダンスとして放送。電話窓口の無人化や、あふれ電話によるお客さまの不満解消にも役立っているよ。
●ナビゲーション・PND
カーナビやスマホのナビアプリに搭載。膨大な地図情報をいちいち録音することなく読み上げられる上、交通情報への対応も容易になったよ。
●アプリケーション、WEBサービス
芸能人や声優の声を再現することも可能。インパクトあるスマホアプリやWebサイトの開発に重宝するね。電子書籍やSNSの読み上げもOK!
●観光案内
英語・中国語をはじめ、多数の外国語に対応。だから観光客への案内や館内・車内放送を、高品質にキープできる。差し替えも簡単だから、季節イベントのご案内にもピッタリだね。
●自動応答システム
電話の自動応答システムの品質向上、顧客満足度向上、コスト削減を実現。口座の残高や氏名など、可変情報も自動で音声化できるよ。
●ロボット
認知症予防やセラピー効果に注目が集まる、ロボット産業。リアルタイムな音声合成で、人とロボットのより自然な会話が可能になったよ。
他にも、e-ラーニングやWebラジオなど、さまざまな場面で活躍しているんだソル。
▼従来よりも進化した『AITalk®』4つのポイント
意外と身近なところで使われている『AITalk®』。知らないうちにその音声を聞いている人も多いかもしれないソルね♪
『AITalk®』が優れているところをまとめると、
(1)リアルタイム合成が可能にする、臨機応変な読み上げ
(2)人のような発声の自然さ(感情を込めたりも!)
(3)利用形態に合わせた豊富な製品ラインナップ
(4)様々な外国語への対応
という4つのポイント。
人工知能や、車の自動運転など、さまざまなオートメーション化が進む現代。音声合成が担う役割もどんどん増えていくはず。
活躍の場がまだまだ広がりそうな『AITalk®』、今後の展開にも期待大だソル〜!