体育会系は野球部とフットサル部、駅伝部。文化系は英語部、ビッグバンド(SEC)。ソルクシーズの部活探訪記シーズン2の最終回は、「IT技術研究会」です。
冷静に考えてみれば、IT系の企業に部活として「IT技術研究会」があるのは斬新です。阪神タイガースの有志が、オフの日に野球部として集まって河原で汗を流すようなものです。と、話をお聞きする前にツッコミを入れるのはこのぐらいにしておきましょう。
「仕事をしていると、組織の縦のラインでしかコミュニケーションがなかったりするので、横のつながりを持とうということで始まったんです」。2009年10月にできた部活について紹介してくれたFさんによると、IT技術研究会はソルクシーズグループの新年会で大活躍なのだそうです。
本業が忙しいシステムエンジニアたちが、部活動の一環として作った新年会向けのシステムで、最も活躍したのは「ビンゴシステム」です。
開発期間は2ヵ月。出た番号が忘れられがちなビンゴで、出た番号を表示していくシンプルな仕組みです。「ビンゴのカードは使うんですけどね…」。ビンゴだけでなく、景品を選ぶシステムも作ったとのこと。
初期のバージョンは左右にキャラクターを配していたのですが、多忙だからかその後のバージョンはシンプルなインターフェイスになりました。
「新人が入ってきたら、バージョンアップしようと考えているのですが、勧誘してもなかなか来てもらえなくて…」。それはそうでしょう。社内選りすぐりのIT大好きシステムエンジニアが集うアジトに呼ばれ、仕事の合間を縫って楽し気にビンゴシステムを作るのは、かなりの勇者といえるでしょう。
技術研究という大義から開発を始める硬派なシステムと、社内で頼まれたものを作るライトな開発がそれぞれあるそうですが、「何か作るとなると集まってミーティングを行い、その後ビルの1Fの居酒屋へ、というのが定番です」とFさん。
IT関連の話をツマミに飲み続ける研究会は、ソルクシーズの部活動のなかでもアルコール摂取量が最も多い集団のようです。
「これからも社内のみなさんの役に立つシステムをいくつか作ることになっているので、
おもしろいものが出来たらお知らせします」。
このほか、IT技術研究会の部員が集うSNS内では、「プログラミング言語テスト」にチャレンジして盛り上がったり。。。このテストは、とあるサイトで「このプログラミング言語、わかりますか?」との問題が出され、ひたすら答えていくもの。チャレンジ&ゲーム好きが多いのもIT技術研究会の特徴でしょうか。
阪神タイガースの野球部…もとい、ソルクシーズのIT技術研究会は、新しいことが大好きなシステムエンジニアたちが、熱くかつ遊び心を持って、モノづくりに励む社内貢献度の高い部活であることがよくわかりました。
シーズン2の締めくくりにふさわしいお話をありがとうございました。次のビンゴシステムのテーマは、めざせペーパーレス!(社員のスマホがビンゴカードに?)というのはいかがでしょうか?