ソルクシーズグループのITコンサルタントが執筆した【ユーザー企業側からみたITプロジェクトのノウハウ本】。
この本は、目次※を見るだけで
・今、取り組んでいる / これから取り組むシステム開発のフェーズ
・システム開発で自分が悩んでいる問題
に役立ちそうなRULEを見つけることができます。
※目次は、インフィニットコンサルティングの書籍紹介ページでご覧いただけます。
今回は、現場SEに気になるRULEを選んでもらい、編集長である私:れいが読んで紹介しています。
7つめに選ばれたRULEはコレ。
● RULE84 初回稼動時は考えうる全てのチェックを行う
いよいよシステムの本番稼動!です。
しかしホッとするのはまだ早い。実は本番稼動の日にそのプロジェクトの評価が確定してしまう、というケースも少なくないからです。
ここでは、遅延もなくプロジェクトを進めていたにも関わらず、「最後の最後に障害という形でケチがつき」評価を大きく下げてしまったプロジェクトの例が紹介されています。
このRULEをSEが選んだ、というのが印象的ですね。それまでどれだけがんばってきても「本番での障害」ひとつで“失敗プロジェクト”、といわれてしまう悔しさを身をもって知っているからかもしれません。
そんな悔しい思いをしないためにはどうすればいいでしょうか?
正直、このRULEのタイトルをパッと見たとき「考えうる全て」のチェックなんて厳しすぎる! と思ったのですが、それぐらい当たり前の心持ちで臨まねばならないようです。
落ち着いて考えてみると“考えうる”範囲での全てであって、AIがするように膨大なパターンのチェックをせよ、というわけではありません。
大事なのは「どういう視点で」テストケースを考えるか、ということですね。
本書には、「事前データチェック」「事後データチェック」「運用リストチェック」という切り口で実施すべきチェックの具体例があげられていますので、ぜひ手にとって確認してくださいね。
「人事を尽くして天命を待つ」といいきれる最終チェックをしていますか?
●『情シス・IT担当者[必携] システム発注から導入までを成功させる90の鉄則』(技術評論社) 4月11日 発売
●本に関する詳しい情報、およびご購入方法は「株式会社インフィニットコンサルティング」の書籍紹介ページでご確認いただけます。