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ITトレンドレポート

5分でわかる! IT関連マーケットの近未来予測2023 ②AI

ITトレンドレポート

2023年もニーズが高まっている「エッジコンピューティング」「AI」「IoT」について、3回にわたって最新動向や未来予測をレポートしています。「エッジコンピューティング」に続く2回目は、企業のDX推進で注目されることも多い「AI」です。

AIの活用場面は、前回紹介した「エッジAIシステム」のほかにも、業務の自動化、画像・映像・言語の解析、バーチャルアシスタント、予測・レコメンドなど多岐にわたります。

健康維持のための献立・メニューをAIが提案してくれるサービスや、AI主導のパーソナルトレーニング、採用や人材育成における情報管理など、さまざまな分野で新たなサービスが続々と誕生しています。

顧客ニーズ、業績、業務状況、外部データなどのビジネス状況を迅速に分析して、最適な意思決定を行う「データ活用」の領域にもAIは必要不可欠です。

IDC Japanの調査によると、2021年の国内AIシステムの市場規模は、前年から26.3%増となる2,772億円でした。マーケット全体の半分以上を占めるAI機能を提供するプラットフォーム、アプリケーション、ミドルウェアツールといったソフトウェア市場の拡大は、成長の大きな要因となっています。

ソフトウェアに次いで規模が大きいサービス市場も、ビジネス変革支援、ITコンサルティング、アプリケーションの開発・運用支援などのニーズが高まったことで、前年比36.0%と大幅に成長しました。

IDC Japanは、2026年に国内AIシステムの市場規模が8,121億円に達すると予測しており、従来以上に将来性の高い領域といえるでしょう。

これらに加えて、国内アナリティクス/AIプラットフォーム市場も順調に成長しており、2021年の市場規模は前年比19.3%増の1,880億円。2026年の市場規模は4,622億円に到達する見通しです。

今後は、企業におけるビジネスプロセスの大半で、業務の効率化やコスト削減、業績の可視化、新しいビジネスモデル創出のためのデータ活用が行われるはずです。

とはいえ、実際にAIプラットフォームを使いこなすためには、相応の知識・スキルが必要です。IT人材不足が深刻な日本では、導入・活用のハードルが低いノーコード・ローコードのツールや、AIの導入・開発支援、リスキリングなどのニーズも高まっていくと考えられています。

最終回で取り上げるのは、AIとの関連性が高い「IoT」です。既に浸透した技術の将来性が気になる方は、こちらもチェックしてみてください。

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