金融DXの最新動向をテーマ別に紹介する2回シリーズ。【前編】では、「キャッシュレスサービス」「資産運用」「営業支援ツール」についてレポートしました。
【後編】では、AI・ビッグデータを活用した金融DXの取り組みから紹介していきます。
急速な技術の発展により、近年一気に普及したAI。金融業界でも、収集した膨大なデータをAIによりスピーディーに分析することで、企業活動の最適化や新たなサービスの開発を実現しています。
AIドリブンカンパニーをめざすSBIインシュアランスグループ株式会社は、2022年4月にAI保険金査定システムを導入しました。がん保険の保険金請求に必要な書類をスマートフォンで撮影すると、支払基準を満たしているかAIが自動で判定するシステムです。
金融DXに強みがあるソルクシーズも、資本参加先である株式会社アックスの技術を中核として、横展開可能なAIソリューションの開発を企画。サービスの利便性と満足度の向上をめざします。
AIといえば、最近になって金融業界で活性化している取り組みは、DX推進を担うIT人材の育成における活用です。背景にあるのは、2019年に経済産業省が発表したレポート。2030年に、IT人材が最大で約79万人不足するという予測です。
これを受けて、T＆D保険グループはAI活用人材育成プログラムを開発。eラーニングによって、多様な課題を解決するAI人材の育成に注力しています。
全社的なDX推進をめざす株式会社三菱UFJ銀行でも、eラーニングによる教育プログラムを導入するとともに、集合研修を実施。DXの担当者だけでなく、ビジネス課題を熟知した現場の社員がデータ分析を活用できるよう、基本的な知識・スキルの習得をサポートしています。
このように、さまざまな領域でDXの取り組みが進む金融業界。
ソルクシーズグループでは、【前編】で紹介した取り組みのほかにも、銀行システムのクラウド化や地域通貨システムの構築など、幅広いサービスを提供して業界全体のDX推進をサポートしています。
2022年9月には、「SBI DX データベース」に参画しました。こちらは、幅広いニーズに応じたソリューションをラインナップ化することで、中小企業のDX推進をサポートするサービスです。ソルクシーズは第一弾として、オンラインストレージサービス「Fleekdrive」を提供し、中小企業のテレワーク推進やセキュリティ強化に貢献します。
ソルクシーズは、金融業界のシステム開発や運用で培ってきた知見と技術を駆使して、DXやFinTechを支援しています。DX推進に関する課題を抱えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
