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現場の取り組み

情シス野郎チラシの裏【12】 ハード保守

現場の取り組み

情報システムを稼動させるためには、ハードウェアが必要である。ハードウェアとは、システムを動かすサーバや、通信インフラとしてのネットワーク機器を指す。

ハードウェアに故障は付き物である。

なんかケータイの電源入らないけど・・・
半年前に買ったブルーレイプレイヤーがディスク読み込んでくれない・・・;;
画面に線が入ってんだけど、誰かテレビ殴った?!

など、コンシューマー向けハードでは経験されている方も多いと思われる。

法人向けのサーバやネットワークハードであっても、頻度の差こそあれ、理由なく急に故障することがある点は変わらない。

また同じ製品でも、10年以上健康な場合もあれば1年でお亡くなりになることもある。

ハードウェアが故障すると当然そのハード上で稼動していたシステムが停止する。システムが停止すると業務が停止する。そして先述のとおり、ハードウェアに故障は付き物である。

テレビを1ヵ月見られなくても(おれなら)困らないが、業務は半日も止まったら完全にアウトであるため、企業がハードウェアを導入する場合には、普通は「保守契約」というものが用意されている。

man fixing computer

ハードウェアにおける保守契約とは、故障した場合に修理や交換等のサービスを提供してもらうための契約である。保守契約を締結しないと、場合によっては修理してもらえない。運よく修理してもらえても、高額なうえ何日も待たされることがある。

こういった状況によって業務に支障が出る事の無いよう、企業で利用するハードウェアは、全て保守契約を締結することが常識となっている。

 

実例として、以前お話ししたが、当社プライベート仮想環境の、冗長化していたRAIDコントローラが一括ダブル故障したことがあった。

この仮想環境上で、社内の全システムが稼動していた。

故障により、社内の全システムが停止してしまい、マジか・・・終わった・・・さよなら・・・と悲嘆に暮れていた。

もちろんずっと悲嘆に暮れてはいられないので、気を取り直してメーカーにCE※コール。
※CE:カスタマーエンジニア。SEがシステムを開発するのに対して、CEはハードウェア障害に対応する。

休日にも関わらず30分かからずに飛んできてもらえ、その後3時間程度で何とか原因究明と故障部品の交換を完了。稼動再開に漕ぎ着くことが出来た。

もし保守契約を結んでいなかったら・・・おそらく即日対応は望めなかっただろう。そうなると、残されたビジネスツールは電話だけ・・・という、昭和時代か!状態になってしまっていた。

本当に保守サマサマである。

ということで、ここまで保守契約の大切さについて記述したが、実は保守を打ち切ることでコストを抑えるという手法も存在する。

image2

実際数年前に、数億円のコスト削減を実現した大手企業について、Web上の記事で「常識やぶりのコスト削減方法!」として取り上げられていた。

ただし、全てのハードウェアではなく、求められる可用性の低いものや、冗長構成を取っていて数日程度のダウンであれば影響の無いハードを選別したようだ。

それだけ保守費用の額は馬鹿にならないということだが、上述の通り可用性や影響範囲とのトレードオフであるため、充分に検討しなければならない。

もちろん、システムをクラウド環境に移行することも、ハード保守のコスト削減の面では非常に効果的である。

何れにしても、ハードウェアはいつ壊れてもおかしくない、という認識を持ち、保守契約にしても冗長化にしても故障対策を講じる必要があるということである。

さもなければ、いつか昭和時代にタイムスリップしてしまうかもしれない。

 

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