急成長を続けるeスポーツマーケットのなかで、自治体の地域活性化ニーズに着目した株式会社eekは、岡山県真庭市での特別講義や苫小牧のイベントなど、自治体にとって初めての試みを推進し続けています。
2025年になってから提供を開始した「自治体向け e スポーツパッケージ」は、企画・プロデュース・設計・インフラ構築・運営サポートなど、eスポーツのイベント開催のフローにワンストップで対応するeekならではのサービスです。
「コンサルティングを行ったうえで、プロアスリートから施設の施工・運営会社、プロチーム運営スタッフなど、幅広いネットワークを活用して施策を成功に導くサービスです」という山上敏哉社長によると、自治体の取り組みは3つに分けられるそうです。
「eスポーツの施設の構築とイベント開催、そしてもうひとつは高校のeスポーツ部の支援です。eスポーツ甲子園という高校生の大会の参加校が増えていて、現在は2600校を超えています。こういった状況を受けて、自治体の目的別にサービスをパッケージ化すると、わかりやすくなるのではないかと考えました」
自治体向けeスポーツパッケージは、最適なインフラ構築・環境づくりをサポートする「施設構築パッケージ」、企画から運営までをワンストップで支援する「イベントパッケージ」、元プロ選手の指導でスキルアップを促す「コーチングパッケージ」の3つが基本となります。
それぞれ、施策の規模や目的に合わせて、プランを選べるようになっています。
「施設構築パッケージ」は、「コアユーザーのZ世代特化」「幅広い客層に対応」「多様なイベントを開催」などタイプ別のプランがあり、パソコンの台数や回線、機器など施設の規模によって費用が変動する形になっています。
「イベントパッケージ」も、参加者30名程度の地域イベント、Youtube配信付きの中規模イベント、有名プロゲーマーを招いた大規模イベントなど、予算と目標に応じてライト・ベーシック・プレミアムのいずれかが選べます。
「コーチングパッケージ」は、高校のeスポーツ部の育成支援が主なニーズで、「週1回90分・12ヵ月」など条件によって費用が決まります。
「真庭市の特別講義と苫小牧のイベントに続いて、県が開催する全国規模のeスポーツイベント、世界大会の誘致、世代を超えたコミュニケーションを促す地域の大会などのご相談をいただいています」
若年層の交流促進や高齢者の健康増進・社会参加に加えて、観光業の活性化や地元企業のネットワーク強化、コミュニティづくり、デジタル人材育成、移住受け入れ推進などさまざまなニーズに応えようとしているそうです。
「全国各地で自治体の業務を請け負っている企業や、地域のイベント運営をサポートし続けている企業と連携してイベントを立ち上げることもあります。最近は、eスポーツ関連の取り組みを公約に掲げる市長もいて、注目度が高まっているのを感じますね」
地元のスター選手がZ世代に人気となり、eスポーツ業界で働きたいという若い人材が増えるなど、さまざまな未来像を描けるという山上社長。自治体のご担当の方にソルクシーズのブログを読んでいただくにはどうしようかと考えつつ、eekとの連携を検討したい企業の方や、eスポーツ関連の仕事に興味がある方も、ご相談・ご依頼があればぜひお問い合わせください。