2023年2月、エクスモーションはバルテス株式会社と業務提携の契約を締結。上流開発工程からの品質向上サービス「シフトレフト」ソリューションを共同開発することを発表しました。
エクスモーションは、自動車業界などのシステム開発現場に対して、さまざまな課題を解決するコンサルティングや人材育成支援を行う「組込みソフトウェア開発の技術参謀」。多様なミッションにワンストップで対応し、お客様のソフトウェアファースト実現に貢献しています。
一方、バルテスはソフトウェアテストサービス事業、Web/モバイルアプリ開発事業、オフショアテストサービス事業などを展開する「品質向上のトータルサポート企業」です。
今回の業務提携では、エクスモーションが持つソフトウェア開発の知見に、バルテスのテストサービスのノウハウを重ね合わせ、経営資源・ノウハウの有効活用と事業効率の向上を実現。自動車、医療機器、製造などの業界に新たなソリューションを提供し、事業の拡大を図ります。
業務提携において、既に協業が決まっている取り組みのひとつが「シフトレフト」ソリューションです。
「シフトレフト」とは、製品開発の際に特定の工程を前倒しして実施することです。具体的には、セキュリティ対策やテストなどを前倒しにすることで要求仕様・設計漏れを早期発見する概念です。ソフトウェア開発の設計書は、それぞれのプロセスが左側から順番に記載されており、「テストを左側に移動させる」ことから「シフトレフト」と呼ばれています。
ソフトウェアファースト時代においては、「手戻りゼロの品質」と「開発のスピード化」の両立がより重要になっています。エクスモーションが得意とする自動車向けソフトウェア開発領域でも、開発のスピードUPとともに、これまで以上の高い品質が求められています。
今回開発する「シフトレフト」ソリューションでは、正確な要求仕様を定義する「USDM」にテストのナレッジを加えた改良型プロセスを定義。要求・設計から検証までワンストップで支援し、開発の品質向上と効率UPを両立させます。
これにより、自動車関連領域でのさらなる事業拡大に加え、バルテスがサービスを展開しているエンタープライズ領域にも新規参入していきます。
さらに、エクスモーションが運営するオンライン学習プラットフォーム「Eureka Box」に、「シフトレフト」のノウハウをコンテンツとして追加。バルテスの各種サービスにも「シフトレフト」ソリューションを機能として取り込み、より多くのお客様に提供していく予定です。
新たなサービスの積極的な開発により、事業拡大を続けるエクスモーション。サービスや取り組みに関する最新情報をメールニュースでお伝えしていますので、組込みシステム開発において課題を抱えている企業の方や技術力を磨きたい方は、チェックしてみてください。
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