高齢者が増えるにつれて、地域における見守りの取り組みが活発になっています。東京都福祉保健局が平成28年3月に発行した『高齢者等の見守りガイドブック (第2版)~誰もが安心して住み続けることができる地域社会を実現するために~』によると、2025年には、65歳以上が全人口に占める割合は25.2% まで増加。4人にひとりは高齢者という社会になると予測されています。
そのうち、単独世帯は89万人で、2035年には100万人を突破。地域とのつながりが希薄な高齢者の孤立は、年を追うごとにより重要な問題となっているのです。
「家族やご近所の方を見守る」とひとことでいっても、さまざまな状況があり、どうすればいいのか悩む方が多いようです。高齢者の見守りについては、市区町村ごとに相談窓口を設け、情報提供や通報システムの整備を進めています。
『高齢者等の見守りガイドブック』では、「ご本人が対応を拒否しているケース」「認知症の疑いがあるケース」「妻が夫を介護しているケース」など、起こりがちな8つのケースについて、具体的な状況と対応内容、それらの重要なポイントを紹介しています。
詳しく書かれたそれぞれの事例とポイント解説を読むと、それだけでも参考になるのですが、ガイドブックは「サービスにつなげる・専門家に相談する」ことがすべての事例に共通する対応ポイントだとしています。
健康に不安がある方なら、地域包括支援センター等の保健師による健康相談。人間関係が希薄で孤立傾向にある方なら、配食、食材宅配、掃除などの生活支援サービスによる見守りなど。現在は両親やご親戚が元気な方でも、どこかで当事者になる可能性があります。
今のうちから基本的な知識を身に付けておけば、いざというときに適切な対応ができるはずです。上記ガイドブックなどを参考にして、見守りをサポートしてくれるさまざまな仕組みについて、押さえておきましょう。
株式会社ソルクシーズは、センサーによる見守り支援システム「いまイルモ」を提供しています。
前述のガイドブックに掲載されている事例のいくつかは、ご本人が静かに暮らすことを望み、「他人の世話になる」あからさまなサポートを拒否しています。
「いまイルモ」が大事にしているのは、高齢者の方々のプライバシーと、見守られることによるストレスがないことです。高機能のセンサーで在室確認と部屋の温度、湿度、明るさをチェックする仕組みなら、見守られる側にインターネットを立ち上げるなどの作業を発生させず、カメラのように監視されている感覚もなくいつもどおりに生活できます。
ガイドブックは、見守りには「緩やかな見守り」「担当による見守り」「専門的な見守り」の3タイプがあると解説しています。
「いまイルモ」が支えるのは、「いつもと違う」「何かおかしい」に気づくための「緩やかな見守り」。遠くに住んでいても暮らしぶりがわかり、見守る側も見守られる側も負担にならないサービスです。興味がある方は、以下のリンクから公式サイトをご覧ください。