さまざまな見守りサービスの中身をチェックする徹底比較企画、第2回は、「宅配サービスを活用した見守りシステム」「駆けつけサービス」「スマホアプリサービス」を紹介します。
ホームセキュリティ企業が展開している駆けつけサービスは、無事に暮らしているかどうかを見守るサービスというよりは、何かあったときに迅速に対応してくれるサービスであり、厳密にいうと見守りサービスではありません。
問診と保険の違いといえば、わかりやすいでしょうか。「遠隔地に住む両親のために、日々の見守りと異変があったときの早期対応の両方を備えておきたい」という方は、うまく組み合わせて利用するのもいいでしょう。
■宅配サービスによる見守り・安否確認
夕食など、定期的なデリバリーサービスを展開している企業が、オプションとして提供しているサービスです。本サービスとセットになっているものもあり、宅配サービスを利用したい方にとっては費用もかからず、安心です。
■駆けつけサービス
ホームセキュリティサービスを提供している企業が実施しているサービスです。センサーによる感知や救急装置に備え付けのボタンを押すことで異変を把握すると、サポートセンターに通報され、専任のスタッフが現場に駆けつけて対応してくれるサービスです。
月額数千円のものから、駆けつけ回数によって課金されるものまでさまざまな料金体系があります。
このサービスのメリットは、医療・健康相談や火災・ガス漏れの確認など、複合的なサービスを受けられるところです。それなりにお値段はかかりますが、保険に加入すると思えば納得感はあるでしょう。
ただし、人が自宅を訪問するサービスだけに、日々の生活状況をお互いにストレスなく把握したいとなると、懸念を感じる方もいるかもしれません。
■スマホアプリサービス
スマホやタブレットをカメラとして使うものと、アラームを鳴らしたりアクションを要求したりすることで反応をチェックするものなどがあります。
無料アプリもあり、安価に利用できますが、カメラで見られている感覚が嫌な方、スマートフォンの電源を切ることが多かったり手元に置かない時間が長かったりする方には不向きなサービスです。
駆けつけサービスやスマホアプリのカメラ型は、高齢者の見守りだけでなく、小さいお子様やペットにも活用できるのもメリットです。
次回紹介する「センサー設置型サービス」も、さまざまな見守りに利用できます。株式会社ソルクシーズの【いまイルモ】についても、サービスの特徴や利用するメリットについて紹介させていただきます。