2024年12月に就任した株式会社エフ・エフ・ソルの井田守社長に、自社の強みや今後の事業展開について聞いたインタビューの【後編】は、今後注力していきたい採用と人材育成について話を聞きました。
2003年の設立以来、銀行のシステム開発を強みとしてきたエフ・エフ・ソルは、クラウドの導入やFintech分野の開発も手がけており、近年は人材不足のシステム部門のプロジェクト推進を引き受ける機会が増えています。
システム開発においても、銀行のシステム部門の業務を引き受ける際も、上流工程のマネジメントからベンダー企業対応、開発、テスト、検証作業に至るまでのフローとタスクを熟知しているのが強みです。
今後、強化していきたいのはシステムエンジニアやインフラエンジニアの採用と育成で、金融業界のシステムに関する仕事を幅広くこなせる人材を育てようとしています。
「銀行の業務もシステムもわかる技術者になろうとすると、未経験の新人なら5年ぐらい、経験者も2~3年はかかるでしょう。特定の領域に強い技術者は、それほど時間をかけずに育成できるのですが、銀行のシステムは幅広いので、3~4年ごとにいろいろなシステムを経験しながら、力をつけていけるといいですね」
他業界のシステムのプロジェクトリーダーや開発経験がある人は、金融業界のシステムの理解も速いという井田社長。とりわけ上流工程の経験があれば、これまでの開発の手法と照らし合わせて全体を把握できるといいます。
「エフ・エフ・ソルの強みは、多様な強みを持った技術者が揃っているところです。システムの基盤構築の経験が豊富な人、銀行の業務知識がある人、パッケージの内側まで知っている人、ネット銀行の立ち上げに携わっていた人など、多様な技術者が専門分野の知見を活かせる場がある会社です」
最近はクラウド移行のプロジェクトが増えており、新たな技術のインプットにも積極的に取り組んでいます。
「エフ・エフ・ソルの魅力は、さまざまな仕事に自由に取り組める社風と、モチベーションさえあれば新しいことにチャレンジできるところだと思います。技術のクオリティを高めていく一方で、お客様との関係も大事にしています」
「こうすると喜んでもらえるだろうと、先回りしてニーズに応えていくと、お互いの理解が深まってプロジェクトの質が高まっていくものです。ひとつのお客様とじっくりお付き合いしていくなかで、新たな依頼をいただいて変わっていけるのも、エフ・エフ・ソルで働く喜びですね」
金融業界はDXを筆頭に新たな動きが多く、Fintech、新サービス開発、地方銀行の業務支援、クラウド導入、セキュリティ強化などのニーズが増えています。高い技術力をベースにしながら、積極的なコミュニケーションでお客様と信頼関係を築ける人材を育てたい、という井田社長のお話を伺いました。
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