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はばたけソルクシーズグループ

「築いてきた価値を若い世代につなげたい」エフ・エフ・ソルの井田新社長インタビュー【前編】

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2024年12月25日付けで、ソルクシーズのグループ企業である株式会社エフ・エフ・ソルが、新しい社長を発表しました。井田守社長は、銀行のシステム開発やOpenAPI基盤の導入支援などを基幹事業としてきたエフ・エフ・ソルで、最大手の取引先とのリレーションを引き受けてきたプロフェッショナルです。

2年前に執行役員から取締役に就任してからも、エフ・エフ・ソルのなかでは最も大規模なプロジェクトを管掌していました。当初10名程度だったプロジェクトが、ここ数年で30名規模まで成長しており、実績を評価された社長就任だったのではないかと思います

近年は、ネット銀行、地方銀行のサービス強化や改善のニーズが高まっており、従来のシステム開発に加えて、アプリやセキュリティ基盤の構築が増えているとのこと。直接取引の銀行が多く、上流工程から関われるのがエフ・エフ・ソルの強みです。

ここ数年は、銀行行員代替のニーズも増えています。銀行のシステム部門として、ベンダー企業に対してレビューしたり、議事録を作成したり、ユーザーテストを行ったり、、、さまざまな業務が発生します。まさに、銀行のシステムを理解していないと進められないタスクを請け負っています

背景にあるのは、金融業界のシステム開発の経験者が不足していること。システムエンジニアは慢性的な採用難となっており、SIerやベンダー企業の出身者は何とか採用できても、銀行の業務システムに強い技術者を揃えるのは至難の業となっています。

最近は、さらに踏み込んだオーダーをいただいています。銀行のシステム開発や運用のプロジェクトリーダーの配下に入って、複数の案件を並行して進めたり、会議体の設定をしたりすることが増えていますね。現場を仕切れる人材が求められているようです

社長就任を要請されたとき、どんなことを考えたのかと聞くと、丁寧に言葉を選びながら、こんな話をしてくれました。

正直にいうと、話があったときは少し戸惑いがありました。それでも社内の人材を見渡したとき、トータルバランスとしては自分が適任なのではないかと考えました。すべての業務に精通しているわけではない、という不安はありましたが、最初から何でもできる人はいないので、やっていくうちにうまくやれるようになるだろうと思って引き受けました

守りたいこと、変えたいことという問いには、「売上と採用」という答えが返ってきました。

事業の成果を社員にしっかり還元したいので、数字にはこだわっていきたいと考えています。本格的に取り組んでいきたいのは、採用です。もともとは創業者と仲間がスピンオフして立ち上げたような少数精鋭の会社で、銀行のシステムを熟知したベテランが年を取ってきました。ここからどうやって若い世代につなげていくかを考え、会社を成長させていくことが私の使命だと思っています

井田新社長インタビューの【後編】では、金融業界に強いシステムエンジニアの採用と育成について、話を聞いていきます。ぜひ、あわせてご一読ください。

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