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はばたけソルクシーズグループ

ソルクシーズが新たな子会社を設立。「eスポーツ事業」がめざすもの【後編】

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7月1日に設立されたソルクシーズの新しい子会社「eek」。eスポーツのマーケットを成長させる新たな事業を立ち上げたかった山上社長と、この業界に注目していたソルクシーズの出会いによって生まれた会社です。

それぞれ、eスポーツ事業に対して、どんな思いを抱いているのでしょうか。「eスポーツ界の大谷選手を輩出したい」と語るのは山上社長。試合の翌日に、SNSや学校、オフィスで話題にのぼるような選手を育てたいそうです。

まずは、トップクラスのアスリートとエージェンシー契約を結びたいんです。eスポーツの選手の平均年俸は、400~500万円といわれています。年俸1000万円を超えるレベルの選手を3~5人、サポートする体制を作るのが最初の目標です」(山上社長)

2022年4月には、アイスランドのレイキャビクで開催された世界大会「2022 VALORANT Champions Tour」で、日本代表のZETA DIVISIONが3位入賞。彼らのトークショーが行われた5月のイベントは、チケットが完売になっています。

さらに6月には「2022 VALORANT Champions Tour Challengers Japan」が、さいたまスーパーアリーナで開催され、こちらもチケットは両日完売、総来場者数は2日間で2万6千人を突破し、国内eスポーツ史上最多動員記録を達成しました。さらに最高同時接続者数も合計50万人(1日目:21万、2日目:29万)超えを達成しました。

アスリートのレベルもファンの人口も、欧米に追いつくのはこれから。成長を遂げていくeスポーツ全体を盛り上げる多様な人材を育てていくのが山上社長の目標です。

一方、ソルクシーズの狙いは、若年層に対するブランディング。山上社長とともに、子会社の事業推進に関わるAさんは、「Z世代に人気があるeスポーツで人材サービスを展開することによって、さまざまな接点を創出し、自社の認知度を高めたい」といいます。

ソルクシーズの主力事業であるシステムインテグレーションやコンサルティングも、専門性が高いシステムエンジニアの技術を提供しています。一見、つながりがないeスポーツ事業とIT関連サービスは、どちらも人の技術や力を売り込むビジネス。実は親和性が高いと考えています」(Aさん)

子会社設立のメリットのひとつとして「社内外のコミュニケーション効果」もあるというAさん。eスポーツが介在することで、取引先やパートナーとフラットな関係を作りやすく、自社に対するロイヤルティや一体感を高められる可能性も秘めています。

金融業界や通信業界、製造業、公共案件を手がけてきたソルクシーズは、安定・堅実という印象が強いと考えています。eスポーツに携わることによって、ソルクシーズと新しい価値を創造するビジネスをやりたいという企業や、ソルクシーズのシステムエンジニアになりたいという若い層が増えるといいですね」(Aさん)

日本では発展途上のeスポーツには、野球やサッカー業界で活躍しているような“代理人(エージェント)”は、まだいないそうです。トップアスリートはもちろん、eスポーツを専門とするタレント、モデル、アーティストなど、さまざまな人材の育成やマネジメントをしようという「eek」は、この業界とソルクシーズ自身を大きく変革する存在になるかもしれません。

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