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ソルクシーズがめざす未来

転職した社員の知見を活かす!ソルクシーズが始めた「アルムナイ採用」とは?

ソルクシーズがめざす未来

2025年5月、株式会社ソルクシーズはDX人材と組織力の強化を目指して、アルムナイ人材を積極的に受け入れる「アルムナイ制度」をスタートしました。

アルムナイ採用は、自社で勤務経験がある元社員を再び雇用することです。「アルムナイ(alumni)」はもともと「卒業生」「同級生」を意味する英語で、ビジネスシーンでは「離職者」「退職者」を指します。

昨今は、アルムナイ採用を実施する企業が増えており、人事戦略のひとつとして制度化している企業もあるようです。この記事では、アルムナイ採用が普及している背景や、企業・従業員双方のメリットについて解説したうえで、ソルクシーズの制度の具体的な内容を紹介します。

アルムナイ採用を導入する企業が増加している背景として、まず挙げられるのが少子高齢化に伴う労働人口の減少です。有効求人倍率の上昇によって、優秀な人材の確保が難しくなっており、多くの企業で人材不足が深刻化しつつあります。このような状況で、自社での勤務経験がある元社員は貴重な人材といえるでしょう。

「人的資本経営」の概念が広まったことも、アルムナイ採用の普及を後押ししました。人的資本経営は、従業員を会社の「資本」として捉え、投資によって人材の能力・経験を伸ばすことで企業価値の向上をめざす経営のあり方です。

人的資本の観点では、アルムナイ採用を導入することによって、企業の資本の範囲は退職・転職後の元社員にまで広がります。投資の還元という視点で考えると、とても理にかなった戦略といえるでしょう。

通常の新卒採用・中途採用と比べて、効率性・コストパフォーマンスが高いのもメリットのひとつです。自社の社風・業務内容に詳しい即戦力の再雇用は、企業・従業員間のミスマッチが起こりにくく、採用活動の費用・工数や教育コストの削減といった効果も期待できます。

外部組織で経験を積んだ元社員が、新たなネットワーク・知見・スキルを自社にもたらすケースも少なからずあり、結果として生産性の向上や組織の活性化、新たなビジネス機会の創出、イノベーションなど、企業の競争力強化につながる可能性も高まります。

アルムナイ採用を取り入れている企業は「また働きたい」と思われる会社ということで、既存従業員のエンゲージメントの高さにプラスのイメージを付与できる可能性もあります。優秀な人材の獲得が企業の成長に寄与していることを示せれば、株主・投資家へのアピールもできます。

企業だけでなく、従業員側にもメリットの多い制度です。離職しても再雇用のチャンスがあるとわかっていれば、新たなステージにチャレンジしやすくなり、キャリアの選択肢が広がるでしょう。出産・育児・介護などを理由に退職するといった判断もしやすくなり、自身のライフプランをより柔軟に考えることができます。

「従業員を大切にしている企業かどうか」を見極める基準のひとつとして、アルムナイ採用の有無を確認するのもひとつの手です。企業がアルムナイ採用を促進するためには、従業員に「また働きたい」と感じてもらえるような取り組みが必要です。再雇用に積極的な企業は、従業員との良好な関係構築に注力している可能性は高いでしょう。

ソルクシーズでも、さまざまな理由で元社員が復帰を希望するケースがありました。この状況を受け、持続的な成長のためのDX人材確保を目的に、アルムナイ制度を導入。対象者は、「過去に正社員として1年以上勤務し、自己都合により退職した元社員」です。

今後も引き続き、社員がキャリアの選択肢を広げられる組織づくりを推進し、多様なキャリアステップを支援できる環境を整えていきます。ソルクシーズでは新卒採用キャリア採用未経験採用も積極的に行っています。興味がある方は、ぜひそれぞれの採用サイトをご覧ください。

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