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ソルクシーズがめざす未来

ソルクシーズが変わる!秋山新社長インタビュー【後編】

ソルクシーズがめざす未来

3月に就任したばかりの秋山新社長インタビューの後編は、これからのソルクシーズについて語っていただきます。システムエンジニアから研究開発、事業戦略、経営企画と、自社のあらゆる事業を見渡してきた新社長は、どんな領域にビジネスチャンスを見出しているのでしょうか。

―新しいソルクシーズにおいて、継続、変化、開拓をそれぞれ選ぶとすれば、どんな領域ですか?
ソルクシーズの土台となるSIビジネスについては、堅実に強化していきたい。技術を進化させて生産性を高め、働き方改革も進めていきます。ストックビジネスはノイマンFleekdriveなどの成長が著しいですが、さらに新たな分野にチャレンジしていきたいと考えています。最近始めたeスポーツ関連事業もそのひとつです。

メタバースやXRなど、今までのソルクシーズになかった技術やサービスを取り込んで事業を多様化させたいという思いがあります。ここは守りに入るのではなく、攻めの姿勢で取り組む領域です。

―パートナー企業との協業も積極的に推進していくのでしょうか。
ソルクシーズグループはこれまで、何かあったときにグループ範囲内だけでフォローできないことまでは手を広げないという方針でした。これについても姿勢を変えて、お互いの強みを活かせる協業も含めて積極的にトライしていきたい。

―コンサルティングについては、いかがでしょうか。
インフィニットコンサルティングアリアドネ・インターナショナル・コンサルティングエクスモーションといった専門性の高いグループ企業が担っているので、それぞれの分野で引き続き成長を後押しすることができればと思います。

―今、注目している技術領域は?
投資意欲が高い領域に注目しています。AIやXRは、われわれにとって開拓余地があるので、技術力の高い企業と連携しながらサービスの質を高めていく方向です。XRについては、IoTと組み合わせたソリューションに期待しています。例えば製造業なら、拡張現実を用いたものづくりや検査、修理など、さまざまな可能性があるでしょう。

―研究開発も強化するのでしょうか。
まずは事業戦略室の強化です。組織やグループ企業が個別に持っている技術やノウハウを可視化できるようにして、グループ間のシナジーを促進できる体制にしていきたいですね。

―進めたいことがいろいろあるようですが、すぐに着手しようとしていることはありますか。
社内の情報共有度を高めることです。ソルクシーズとグループ企業の相互理解を深めるべく、定期的な情報発信をしていきます。ショート動画やビデオメッセージなどで、それぞれの取り組みを伝えることで、活力が生まれるのを期待しています。就任直後に第1弾を出した後、4月中に第2弾を配信しました。


【ショート動画で社員からの意見を募集する秋山社長】

これに加えて、人材育成や社内教育も充実させていきます。より多くのマネージャーやリーダーを輩出できるように、研修を強化するのが第一歩です。プロジェクトを動かせる人材を創るとともに、若手も増やしていきたいと考えています。

―最後にひとつだけ、教えてください。ソルクシーズはなぜ、eスポーツ領域のサービスを始めたのでしょうか。従来のビジネスとは、かけ離れているので…。
実は5年前から、海外にもアンテナを張っていたんです。自分たちのチームでオリンピックに出たいと思ってます。

―オリンピックですか!?
オリンピックです(笑)。もちろん、将来性があるマーケットなので参入すれば若年層の認知度を高められるといったメリットは織り込んでいます。eスポーツそのものではなく、選手のマネジメントや人材のマッチングから入っているのですが、これをきっかけとしてサービスを広げ、業界内の存在価値を高めていければいいですね。

―なるほど、よくわかりました。

秋山社長が語る方向性は明快で、変化と成果が見えるようになれば、グループの一体感も高まってくるのではないでしょうか。就任したばかりでお忙しい中、踏み込んだ質問にも快く応じていただき、ありがとうございました。

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