DX・デジタル化のニーズ急増に伴い、自社の事業セグメントを整理したソルクシーズ。今後は、「ソフトウェア開発事業」「コンサルティング事業」「ソリューション事業」の3本柱を強化していきます。
ソルクシーズ本体のトピックスについて紹介した前回に続き、今回の【グループ企業編】では「コンサルティング事業」「ソリューション事業」で強みを発揮するグループ企業のトピックスをレポートしていきます。
ソルクシーズグループの「コンサルティング事業」は、ソフトウェア開発の上流工程である設計・開発支援などを中心に展開しています。全体に対する売上比は9.0%と、売上規模は大きくありませんが、専門性も収益性も高い事業です。
この事業の軸を担うグループ会社は、システムの企画・コンサルティングを行う「インフィットコンサルティング」、組込みソフトウェアの開発に特化した「エクスモーション」、キャッシュレス関連のサービスを展開する「アリアドネ・インターナショナル・コンサルティング」の3社です。
コンサルティング事業は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が残ってはいるものの、全体としては回復傾向にあります。現在は、サービスの質を高めるべく採用の強化にも取り組んでいます。
なかでもアリアドネ・インターナショナル・コンサルティングは、ソルクシーズが強みとする金融業界において最先端の知見があり、パートナーとして共同で案件に対応するなどシナジー効果が生まれています。
一方、「ソリューション事業」は、ソフトウェアのライセンス、カスタマイズ、保守などのサービスを軸に展開。ソフトウェア開発事業やコンサルティング事業に負けず劣らず、ソルクシーズの成長の原動力として期待される事業です。
ストックサービスの比率が高いため、売上は安定しており、対前年で6.0%成長。全体に対する売上比は13.0%となりました。
ソリューション事業を手がけるグループ会社は、「ノイマン」「Fleekdrive(フリークドライブ)」「イー・アイ・ソル」の3社です。
「ノイマン」は自動車教習所に向けて、eラーニングシステムや交通安全機器・機材などのソリューションを提供しており、国内の自動車教習所におけるシステム導入シェアは60%を超えています。
5月からはオンライン学科教習ツールN-LINEの提供を開始し、今期も堅調に売上を伸ばしました。
クラウドを活用した企業向けオンラインストレージサービスを提供する「Fleekdrive」は、SaaS型のサブスクリプションサービス。契約社数は9月末に650社を超えました。
現時点で国内に競合サービスが見当たらないのも強みといえるでしょう。今後は企業のさまざまな機能に対応するERP(統合基幹システム)の役割を担うサービスとしての展開も視野に入れています。
イー・アイ・ソルは、IoT(IIoT)・組込・制御・計測関連に特化した事業です。とりわけ強みとなるのは、センサーを活用したソリューション。半導体業界向けのサービスが好調で、受託開発・予知保全案件も伸長しています。
ソルクシーズグループは、DX・デジタル化のニーズを捉え、今まで以上に幅広い領域をカバーしようとしています。最先端の技術や知識を武器に社会に貢献したい方、企業の成長をサポートする仕事に魅力を感じる方は、ぜひソルクシーズの採用サイトをチェックしてみてください。
※記事中で月を明記していない数値は「2021年12月期第2四半期決算」資料を基にしています。