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ITトレンドレポート

マーケットが急速に拡大!eスポーツビジネスに参入する企業の現状【後編】

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2000年代後半になって、急速にマーケットが広がったeスポーツ業界。フォルクスワーゲンやマクドナルドがスポンサーとして参入。レッドブルは、プロアスリートやチームとスポンサー契約を結んでいます。ウォルマートは、店舗内にeスポーツ施設を導入し、新たな購買層の開拓を進めています。

日本でも、異業種からeスポーツビジネスに参入する企業が増えています。ビジネスにつなげる方法は、大きく分けると4つあります。

ひとつは、大会のスポンサード日清食品ホールディングスは、格闘ゲームの世界大会「Evolution Championship Series」など、さまざまな大会・イベントに協賛。そのひとつとして、「eスポーツの甲子園」と呼ばれる高校生大会「STAGE:0」があり、こちらはコカ・コーラが主催しています。

2つめは、コンテンツ配信2018年にeスポーツ事業への参入を表明した吉本興業は、プロチーム「よしもとゲーミング」を自ら運営。配信プラットフォームでのゲーム実況中継や、eスポーツ専門番組へのタレントの出演など、コンテンツによって収益を得るモデルは、エンターテインメント企業ならではの展開です。

世界最大規模のeスポーツチーム「Team Liquid」とパートナー契約を結んでいるのは、本田技研工業。チームや選手とスポンサー契約を締結する企業も増えており、アパレルのビームスは「日本eスポーツ連合(JeSU)」のオフィシャルサプライヤーとして、日本代表のユニフォームを提供しています。

4つめは、eスポーツ施設などインフラ関連のビジネスです。秋葉原にeスポーツの

交流施設「eXeField Akiba(エグゼフィールド アキバ)」をオープンしたNTTe-Sportsは、地域や学校における専門施設やパブリックビューイングの構築を請け負っています。NTTがeスポーツに特化した関連会社を設立したのは、マーケットの拡大を見込んでいるからでしょう。

ソルクシーズも、eスポーツビジネスに参入した企業のひとつです。7月に設立したグループ企業eekは、プロアスリートのエージェント、参入したい企業のコンサルティング、業界に特化した転職・求人マッチングをビジネスの柱とする専門企業です。

eスポーツ人材を求める企業や学校の採用をサポートしながら、アスリートのセカンドキャリア支援や、フリーランス・副業向けの業務委託案件紹介も実施。大会やイベントを支える実況・解説、プロデューサー・ディレクター、カメラマン、映像・配信エンジニア、競技ジャッジなどの人材の開拓・育成もサポートしていきます。

10月より、eスポーツ専攻を開講した北海道ハイテクノロジー専門学校と業務提携。プロアスリートのセカンドキャリアとして、専門学校の非常勤講師というルートを築くべく、さまざまな取り組みを始めています。

多様なビジネスモデルとパートナーシップが考えられるeスポーツ業界。新規参入を検討している企業、新たな人材の採用を考えているチーム、マネジメントができるパートナーを求める選手のみなさんは、ぜひeekのサイトをご覧ください。

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