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ソルクシーズの製品・サービス

「いまイルモ」が推進する地域の高齢者見守り支援【後編】

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独り暮らしの両親や、介護が必要な方を見守りたい個人向けのサービスとしてスタートした「いまイルモ」は、病院や介護施設などでの導入が増え、近年は地域包括ケアをサポートするシステムとしても注目され始めています。

前編】では、愛知県一宮市の見守り支援事業や四電工との販売代理店契約の事例を通じて、「いまイルモ」が評価されたポイントをご紹介しました。【後編】では、これらの取り組みの背景にある「いまイルモ」ならではの強みと導入メリット、今後のさらなる展望について掘り下げていきます。

四電工との連携が成功した要因は、単に「いまイルモ」のセンサーや管理機能が優れていたからというだけではありません。長年サービスに関わってきたMさんは、「ソリューションの提案力」を最も重要な強みとして挙げています。

自社製品の機能説明に終始するサービスもあるなかで、「いまイルモ」の提案は「何を実現したいか」「どのように使いたいか」といったお客様のニーズを丁寧にヒアリングすることから始まります。

四電工が手がけていた梼原町の高齢者見守り支援システムの見直しでも、既存システムが抱える課題を詳細まで理解し、「いまイルモ」がどのような解決策を提供できるかを具体的に示しています。

特に自治体は、サービスの信頼性や継続性と実績を重視します。『いまイルモ』が時代の変化に対応しつつ、評価され続けているベースにあるのは、センサーやデータの信頼性が高くてトラブルがないことでしょう。

自社の都合ではなく、利用者のみなさんの使いやすさに徹して作り上げたシステムです。機能を売るのではなく、ソリューションを提供するという姿勢を崩さずに作ったことが、新たなニーズにも対応できている理由だと思います」(Mさん)

高齢者見守りサービスに参入したものの、トラブルの多発や検知精度の低さを解決できずに撤退した企業も少なくありません。10年以上サービスを提供し続け、継続的なサポート体制を築いてきた実績が、自治体や企業からの信頼を獲得した大きな要因になっているようです。

こういう機能があればOKという作り手の発想で終わらせず、利用シーンを考えて機器の形やモバイルのインターフェースを設計し、提案しているのをご理解いただいている手応えがあります」(Mさん)

今後の展開について聞くと、最近増えてきた地域包括ケアとの連携を推進すべく、さまざまなプランを提案できる体制の強化を進めているという答えが返ってきました。地域という観点では、新たな社会課題における貢献についても積極的に探求しています。そのひとつが、防災における活用です。

防災については、3年ぐらい前から検討していました。四電工との協業も、南海トラフ地震で被害が大きいと考えられる地域であるという意識をもって取り組んでいます。能登の震災後の支援にいち早く関わったのも、『いまイルモ』が貢献できることについて考えていたからです」(Mさん)

津波警報に気づかない高齢者への注意喚起など、災害時に有効な機能について検討を重ねているとのこと。さらにソルクシーズは、介護施設のスマート化を推進する「北九州超スマートケアホームコンソーシアム」にもアドバンストパートナーとして参画しています。

こちらは、介護領域のDXを加速させ、スタッフの負担の軽減や高齢者が元気に暮らすためのデータ活用をめざす業界横断の取り組みです。情報通信業界や家電メーカー、インテリア関連の大手企業から社会福祉法人まで、多様な企業が関わるプロジェクトのなかで、介護スタッフの業務効率化や高齢者に元気でいてもらうためのデータ活用などで役割を果たせればと考えているそうです。

利用者のことを考えてシステム提案できるSierだからこそ、提供できるソリューションがあるのではないかと思います。こういう会社はそんなに多くないので、そこも『いまイルモ』の強みといえるでしょう」(Mさん)

『いまイルモ』は、高機能センサーを活用したシステムというだけでなく、地域社会、企業、自治体、利用者一人ひとりに寄り添い、安心と安全を支えるソリューションとして、これからも進化を続けていきます。

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