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ITトレンドレポート

2022年はどうなる?fintechの最新トレンド【後編】

ITトレンドレポート

変化が激しい金融業界のなかで、より重要度が高まっているfintech。【前編】では、金融業界の最新トピックスとして「地銀再編」「他業界からの参入」などの動向を紹介しました。続く【後編】では、進化を続けているfintechの技術・サービスについて深堀りしていきます。

fintechが注目されるようになってから、金融業界ではさまざまなサービスが普及しました。現金を必要としない「キャッシュレス決済」や、ブロックチェーンの技術を利用してインターネット上で価値を補償する「仮想通貨」などは、その好例といえるでしょう。

膨大なデータを効率よく収集・処理できるAI技術も、fintechサービスの拡大に大きな影響を与えています。投資・資産運用の分析を行う「ロボアドバイザー」、インターネット上の履歴を審査基準とするオンライン完結の融資サービスなどに応用されています。

自動車のIoTセンサーやスマホアプリから収集した走行・運転データに基づいて、保険料を算出するテレマティクス保険など、「InsureTech(保険×テクノロジー)」と呼ばれる領域でも多様なサービスが続々と登場しています。

また個人・企業の資金調達の領域では、「クラウドファンディング」「ソーシャルレンディング」といった金融機関を介さないサービスが普及。これらのサービスによって、個人・法人の小口の資金需要に応えることが可能です。

さらにAR/VRなどの技術の発展により、これまでにない新たな購買体験の誕生も期待されています。キャッシュレス決済の仕組みも、進化を遂げていくはずです。

このような革新は、ユーザビリティを大きく向上させました。今後は、最新技術を積極的に取り入れる金融機関・企業が競争力を高め、従来型のサービス提供に留まる銀行は統合・合併という選択を強いられるでしょう。

さらにfintechは顧客だけでなく、金融業界の働き手にも「業務効率化」という大きなメリットをもたらしています。とくにAIによる自動化は、投資・資産運用・融資・保険に加え、会計・経理業務や個人財務管理の効率化にも貢献しています。

同時に、fintech関連で注目されているのが「SDGs」との関連領域です。

例えば「グリーンフィンテック」は、消費行動が排出する二酸化炭素量を「見える化」して行動変容を促したり、モバイル専用口座によるオンライン取引でプラスチックや紙の消費を抑えたりする取り組みです。

SDGsの重要性が高まっている今、このような「地球にやさしい」金融のあり方は、ユーザーから多くの支持を集めることになるでしょう。

「デジタルフォーメーションで日本のビジネスを導く」というメッセージを掲げているソルクシーズグループは、ソフトウェア開発における金融業界の割合が60%を超えており、fintech領域に注力しています。

2022年は、金融DX推進を支援するとともに、キャッシュレス決済やクレジットの基幹システム導入サポートなどのサービスを強化していきます。「金融業界での競争力を高めたい」「異業種から金融業界に参入したい」とお考えの方は、ぜひソルクシーズにお問い合わせください。

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