ソルクシーズグループの全体像をわかりやすく紹介すると、「独立系SIerとしてDX、FinTech関連など幅広いソリューションを提供するソルクシーズと、専門領域に特化したサービスを展開するグループ企業」といった感じでしょうか。
グループ企業が手がける領域は多様です。組込みソフトウェア開発のコンサルティング、金融系のシステム開発・パッケージ、自動車教習所のDX支援、eスポーツの人材サービス、IoTを活用した予知保全・計測・可視化、企業向けのオンラインストレージなど。近年は、eラーニングや業務支援などのサブスク型のサービスも増えています。
ソルクシーズと連携しつつも、それぞれのビジネスモデルで業界・領域特化の事業を展開するグループ企業は、自社サイトも独自路線です。今回は、グループ企業のサイトをチェック。「社長紹介とメッセージが印象的」「ニュースリリースが充実」「ブログが充実」「製品・サービス紹介が充実」といった4つのテーマで、注目のサイトを紹介します。
企業サイトの社長紹介のページは、それぞれのキャラがにじみ出ているのかもしれません。カリスマ社長、やり手の社長、照れ屋な社長、職人の棟梁タイプ…会社概要に役員のリストが掲載されているだけのサイトから、自社のビジョンやコンセプトを熱く語るサイトまで、社長の存在感はまちまちです。
ソルクシーズグループのなかで、「社長紹介とメッセージが印象的なサイト」といえば、Fleekdriveとエクスモーションです。企業向けのオンラインストレージを提供するFleekdriveの企業情報ページを見ると、取締役社長 CEOの萱沼さんの笑顔が目に飛び込んできます。
IT企業の社長というと、「黒いシャツやおしゃれスーツで腕を組んで、クールな表情」というイメージです。これほどの満面の笑顔は、なかなか見られないのではないでしょうか。会社の明るい雰囲気と親しみやすさが伝わる印象的なビジュアルとなっており、就職・転職を検討している読者も安心感を得られるでしょう。
大手自動車メーカーや医療機器関連企業に対して、組込みソフトウェア開発のコンサルティングを行うエクスモーションのご挨拶ページでは、渡辺社長が自社サービスのコンセプトを熱く語っています。ソフトウェアの重要度が高まっている現状、エクスモーションのポリシーと役割などを伝えるメッセージには、関連業界の未来図を描けている企業ならではのリアリティが込められています。
Fleekdriveとエクスモーションの企業サイトは、ニュースリリースの情報量も充実しています。
Fleekdriveのニュースページでは、サービスのバージョンアップ情報や、IT製品・サービスのレビュープラットフォームである「ITreview Grid Award」の受賞情報などをこまめにリリース。エクスモーションのニュースリリースページでは、サービス関連情報に加えて、IR情報や展示会出展、イベント協賛などの情報もいち早く配信しています。
「IR資料」「決算」「株主総会」「お知らせ」といったカテゴリーごとに色分けがなされており、必要な情報にたどり着きやすい構成になっています。見込み顧客や求職者に、どれだけ多くの情報を見てもらえるかも、企業サイトにとって重要なテーマといえるでしょう。
企業の商品・サービスの魅力だけでなく、関わる業界のさまざまなニュースを発信するブログは、自社の認知度・注目度を高められるツールです。ソルクシーズグループのなかで「ブログ充実のサイト」といえば、eスポーツ関連の人材サービスを展開するeekと、金融・証券業界向けのシステム開発・運用を手がけるエフの企業サイトです。
eekのサイトのトップページをスクロールすると、eスポーツの最新の動向を伝えるコラムと、アスリートやチームスタッフなどのインタビュー記事が目に入ります。急速に進化を遂げている業界ゆえ、マーケットの将来性や必要な人材、給与相場などの情報が少なく、求人提供やマッチングサービスを行う企業として情報発信に注力しているのがよくわかります。
自社の活動報告に留まらず、業界全体の発展を見据えたリアルなコンテンツは、eスポーツファンに加えて、イベントやチームの仕事に興味がある層も引き込まれるのではないでしょうか。
エフの企業サイトにある「エフブログ」は、いわば「企業活動日記」です。社長のメッセージ、個々の社員の取り組み、イベントや研修、麻雀部やランニング部といった社内部活動など、現場感あふれるレポートが掲載されています。会社の日常や社員の人となりを垣間見ることができる記事は、社風や働き方を知りたい転職検討者の参考になるはずです。
最後に紹介するのは、商品・サービスの情報ページを充実させているサイトです。自動車教習所向けに多様なソリューションを開発しているノイマンは、運行管理者試験やSPIなどのeラーニングサービスも提供しており、企業サイトは動画や図解を駆使した詳細情報ページが充実しています。
このサイトを制作したのは、2019年にノイマンと合併した株式会社tecoです。tecoのサイトもまた、サイトリニューアルによる成果の事例やソリューション情報が網羅的に紹介されており、ニーズに応じて必要なページにたどり着きやすい構成になっています。
イー・アイ・ソルのサイトも、専門性が高い予知保全や音源可視化といったサービスについて、具体的な事例を用いてわかりやすく解説しています。サービスの内容だけでなく、導入メリットについてもデータやビジュアルで把握できるようになっており、構築実績を見て検討できるサイトになっています。
今回はソルクシーズグループの企業サイトについて、4つのテーマに沿ってそれぞれの魅力を紹介しました。興味がある方はぜひ一度、今回紹介したサイトを実際に見に行ってみてください。