タイトルが長くなってすみません。しかし、私にはどうすることもできません。2020年3月、ソルクシーズは10社めとなるグループ企業を発表しました。「アリアドネ・インターナショナル・コンサルティング」。
グループ企業のなかで最も長い名前の会社は、2020年2月に設立されたばかりです。
キャッシュレス決済の専門家集団である「山本国際コンサルタンツ」が新たに立上げ、ソルクシーズが出資した会社のめざす姿について、代表取締役の山本正行さんに聞いてみました。
「ソルクシーズの方から、一緒にやりませんかと持ちかけられたのは、設立の半年前でした。キャッシュレス決済の専門家とパートナー契約を結び、金融業界の企業にコンサルティングを行っている私たちのナレッジとノウハウを高く評価して頂けたと考えています。
話をお受けしようと決断した最大の決め手は、彼らの人柄です。とにかく仕事がしやすい人たちで、これならおもしろいことができそうだな、と思いました」
金融業界に幅広いネットワークを持つソルクシーズが営業を担い、山本社長とコンサルタントたちが質の高いサービスを提供する枠組みは、驚くほどスムーズに形になりました。
「ソルクシーズの長尾社長は、想像以上に自由にさせてくれました。もちろん、そこには責任が伴うのですが、それ以上に私たちの専門性に対する信頼を感じました」。
新会社とソルクシーズは、すぐに連携を取って動き出しました。航空会社や電力会社を主要取引先としていた山本社長が、新しい取り組みは間違っていなかったと実感するまでに、さほど時間はかかりませんでした。
「小さな会社だったので、今までの新規顧客は面識がある会社や担当者からの紹介のみだったんです。
ソルクシーズの営業担当が入ってからは、大手のシステム開発企業、信販、リース、クレジットカード関連の会社など、思ってもみなかったところとつながれるようになりました。
とあるSI会社と初めて仕事を一緒にしたときは、“システム会社はこんな点で悩むのか”という発見があり、日々学びにあふれています」
顧客層を広げながらも、高付加価値の会社というコンセプトは大事にしたいとのこと。
「急いで拡大しようとは思っていないのですが、専門性が高いコンサルタントを育成したいと考えています。当初は、コンサルティング経験がある人を採用する予定です。未来の主軸となってくれるような人材がほしいですね」。
ソルクシーズとはしっかり連携が取れていると語る新会社の社長は、金融業界に強い会社と築いていく未来に、大きな可能性を感じているようです。