― それぞれの思い ―
ソルクシーズグループから5チームが参加した「デジタル人材イノベーションチャレンジ」。
7月から研修とワークショップを受講し始め、実際にビジネス提案を行う11月の決勝大会を目指すプロジェクトについて、参加したメンバーの生の声をレポートしてきました。
前回は、ファイナリストプレゼンテーションに進出した2チームの声をレポートしました。二次予選を通過できなかったチームにも、今回の取り組みを振り返ってもらいましょう。まずは「優勝は譲れないと思っていた」という「江戸前男闘呼組」のTさんの声を紹介します。
「チームのメンバーと、完璧だといい合ったぐらい、自信がありました。自己肯定感の低下とか、未来に夢や希望が見出せないといった課題には、審査員の方々にも共感してもらえたのですが、アイデアについては突っ込まれるところが多かったですね」
このプロジェクトに参加するのが2回め、3回めというメンバーばかりだったので、コンテストで受けがいいアイデアに寄ってしまったところもあるとのこと。「アイデアを詰め込みすぎて、わかりづらくなっていたのかもしれません」。それでも、普段は仕事で接点の少ない東京と大阪の事業所メンバーで、企画について話し合えたのは新鮮だったそうです。
この連載の第1回で、企画検討のプロセスを紹介した「H2K Innovation」のメンバーにも、さまざまな発見があったようです。
「話し合いの進行役や資料作成を、個々人が率先してやっていて、グループワークのおもしろさを体感できました。SDGsやチームビルディングのノウハウを学べたのもよかった。プレゼンをまかせてもらえて、自分のいいところに気づけました」
「それぞれの価値観を活かせたのがよかったですね。アイデアを出す方法を学べて、とてもおもしろかったです」
「意見をどう伝えるのがいいのか、審査員との相談会で考えさせられました。自分の意図と違う伝わり方をしてしまうのを経験できたので」
「普段はやらないチームでのアイデア出しを経験し、自分にはない考え方に触れることができました」
自分たちがほしいもの、推せるものしか出さず、パッションで押し切ろうとしたと自らのチームを表現した「H2K Innovation」のリーダーKさんは、「二次審査を通過できず、悔しかったけど、できることはやり切った」と振り返っています。
最後に、他のチームのリーダーの思いを紹介しましょう。来年の「デジタル人材イノベーションチャレンジ」に参加してみようかな、と考えている方へのアドバイスももらいました。
「ソルクシーズのどこかが勝ってほしいと思いながら、取り組んでいました。アイデアを出す体験は、またやってみたいなと思います。ソルクシーズの他のメンバーもやってみてほしい。審査員は経営者の方が多くて、気づきを得られます。来年エントリーする方々には、とにかくチームビルディングが大事だからと伝えたいですね」(「Eureka Link」を提案した「k3o」のKさん」
「大学生のみなさんとの交流は、スケジュール調整が大変でしたが、メンバーをサポートするおもしろさを経験できました。イノベーションチャレンジのアイデアを出さなきゃという気持ちが強すぎて、業務中にも考えてしまうことがあったので(笑)、次回の参加者にはバランス感覚が必要 といいたいです」(「じょぶなりー」を提案した「2C MiX」のMさん)
「優勝を狙っていたので、残念でした。来年は、若いメンバーを前に出してあげたいと思っています。イノベーションチャレンジの魅力は、学ぶ機会を得られること。来年、このプロジェクトに参加する社員には、セミナーで刺激を受け、視野を広げて、アイデアを生み出す楽しさを感じてほしいといいたいですね」(「True Color」を提案した「江戸前男闘呼組」のTさん)
参加者のみなさん、おつかれさまでした。来年は、ソルクシーズから優勝チームを出せるといいですね。引き続き応援します!