産休・育休から職場復帰した女子従業員に
「妊娠 ~ 産育休 ~ 復帰」期間のあれこれを教えてもらっているこの企画。
今回は、ついに最終回
・一番、支えになった人・こと
について教えてもらいました。
インタビューに答えてくださった方々の基本データは、第1回記事をご覧ください。
まずは、それぞれの答えを一覧にてご覧ください。
データ9:一番、支えになった人・こと
<画像をクリックすると拡大します>
支えてくれたのはご家族(母や夫)、 との回答が多い中、
あえて、夫を後付けや除外なさるコメントがあるのは、テレ隠しでしょうか。
ご家族以外では
・社内SNS
・病院で知り合った友人
数カ月~1年数カ月 というブランク後、復帰して”浦島太郎”にならないために
会社とのつながりを保てるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用する
というのは、ひとつの選択肢ですね。
その他、「働く女子に伝えたいこと」 について教えてもらいました。
Aさん
出産、産休、育休、時短等々の手続きが面倒。わからないことや希望があったら遠慮なく総務部に聞こう。
保育園に入ってから半年は、子供は熱を出すものだと覚悟し、1か月に1,2回は休むつもりで(最初の山を乗り越えれば、自然と丈夫になっていきます)、その前提でなるべく仕事に迷惑かけないようにするにはどうしたらいいか考えたらいいと思う。
子供のことに関しては、私と夫と二人で何とか回したけれど、実家や近所の人を頼ることもできたのだと思う。なんとなく甘えられずに来てしまったのは反省点。
どこまで甘えるか、自分たちで頑張るか、お金を使って解決するかは、復帰前に自分の中である程度覚悟をしておいたほうがいいです。
Bさん
出産・育児は未知の部分が多いだけに、明らかに嘘(誇張)と思われるものから、巧妙にミスリードしてくるものまでありとあらゆる情報に溺れがちです。
正解はどこにも存在していないのだ、という気持ちで参考程度に見て、自分のポリシーを持つのが早道だと思います。
Cさん
初めての妊娠~復帰で不安な事だらけでした。出産してすぐに保育園に入れなかったら・・・と夜もあまり眠れない事もありました。
しかし、自分が母親になって『母は強し』という言葉の本当の意味が分かった気がします。子供の笑顔をみると悩んで立ち止まっている場合ではない。
私がしっかりしないと何も解決しないと思うようになりました。
私は、周りの人に助けられ、支えられているから仕事を続けられているのだと思います。
まだまだ働くお母さん達にとっては、環境が整っているとは言えませんが、
一人でも多くの方の不安が払拭されるといいなと願っています。
Dさん
子供って、いれば面倒なことも多いですが、他ではできない体験です。出産時の痛みも、最近はいろんな方法で対応できます。
「子供が大っ嫌い!!」でなければ、子供をもつのって素敵なことだと思います。
Eさん
女性だから(あるいはママだから)、一人前に見てもらえないと言う声を時々聞きます。私も社会人経験が長いので、その気持ちはよく分かります。そして、それと同時に嘆いていても何も解決しない事も知っています。
まずは、1人の仕事人として目の前の仕事に精一杯取り組んでください。
多少、勤務時間が短くたって関係ありません。
少しずつでも信用を勝ち取っていけば、必ず道は開けると思います。
Fさん
お子さんによっても違うと思いますが、子供の年齢が上がっていくにつれて、徐々に時間や気持ちや体力的に余裕が出てくるので、あせらずにその時やれる範囲の事をこなしていけばいいと思います。
この特集は、今回が最終回です。
妊娠を迷っている女性、産・育休中で職場復帰に不安を持っている女性のみなさんが、
勇気を持てたり、安心したりできる記事になっていたら、うれしいです。
女性の同僚がいる男性従業員のみなさまにも、お役立ていただきたく思います。