社会人になって、「学生の頃にちゃんとやっておけばよかった」と最初に後悔するのは英語かもしれません。最近は、ビジネスレベルの英語ができる人を求める会社が増えており、キャリアアップを目的として英語マスターを考える方が増えています。
さらに、「海外の方と仕事をする機会がやって来たときのために」「すぐに必要というわけではないけど、学んでおきたい」といった方も多く、有志による「英語部」がある会社も珍しくありません。
また、システムエンジニアは、英語力を求められることが多い仕事ですが、株式会社ソルクシーズの英語部は趣味で学びたい、学ぶのが楽しいという動機のメンバーがほとんどです。
いざ、社内の部活動となると、続けるのが大変。忙しい中で部長や幹事役を引き受けている方が息切れして、活動できなくなる例もあります。
うまく運営するにはどうすればいいのか?試行錯誤しながら、心地いい続け方を見出したソルクシーズの英語部部長:れいさんに、続ける工夫を聞いてみました。
英語部創設のきっかけは、英語を学びたいシステムエンジニアが周囲に多かったことに気づいたれいさんが、講師を招いて開催したセミナーでした。
これに参加してやる気が高まった後輩3人に、社内英語部を創りたいからサポートしてほしいといわれ、補佐役の同僚を誘って2014年2月に5名の部活をスタート。セミナーでお世話になった講師からレッスンマニュアルをいただき、それに沿って学んでいくスタイルでした。
2014年の秋までに4名が加わり、英語部は会社公認の部活動となります。木・金の週2回、昼休みを使って30分~40分のレッスン。
毎回の内容を決めていた部長・副部長の負担が大きいという課題はあったものの、英語を学ぶこと自体が楽しいという参加メンバーが多く、2015年になると、噂を聞いた社員が次々と参加し、メンバー数は2ケタになりました。
組織が大きくなると、やらなければならないことが増えてきます。Facebookを通じた参加メンバーチェック、資料の準備、活動記録の作成。講師役の社員は、人数に合わせて毎回のプログラムを考えなければなりません。
創設時からのメンバーと、新規メンバーの温度差も悩みの種でした。少人数の頃から自発的に協力し合ってきたメンバーの目から見ると、後から入ったメンバーは受け身に映ります。
そんなとき、ストレスが溜まるのは部長のれいさんと講師です。「もうやめようか」。どちらかがいうと、もう片方が止める。そんな会話が続いた時期もありました。レッスン内容や活動方針について検討する食事会を実施したりしたのですが、解決策は見出せませんでした。
この状況を変えようと思い立ったれいさんが開催したのは、「メンバー全員参加の意見交換会」でした。それぞれが思っていることを率直に吐き出し、今後の英語部のあり方と活動内容を見直そうという場です。
「このミーティングをやった意義は大きかったですね」。れいさんは、そう振り返ります。活発な意見交換により、英語部はより楽しく続けられるスタイルに変化を遂げました。そのとき語られたのは…。
続きは、「社会人英語部 楽しく続ける3つの工夫【大改革編】」にてお届けします。
「英語部」があるソルクシーズはこんな会社です