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ITエンジニアのお仕事&キャリア

「SIer復活」のカギを握る4つの注目ポイント

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クラウド、AI、ノーコードなど技術の進化、コスト削減の加速、システムエンジニア不足などを背景に、ひと頃は衰退するともいわれたSIer。
※SIer :System Integration(システムインテグレーション)と「~する者」を意味するerを組み合わせた造語

デジタルトランスフォーメーションの重要性が語られるようになった最近は、SIerの役割が見直され始めています。今回は「SIer復活」のキーとなる4つの注目ポイントをレポートします。

  • デジタルトランスフォーメーション(DX)

DXの重要性が浸透したことで、多くの企業が競争力維持のためにデジタル化を推進しています。大企業が動き出した当初は、システム開発を自社のみで進めていく「内製化」の動向が広がり、SIer不要論が語られていました。

ところが現在は、逆の動きが主流となっています。デル・テクノロジーズが2021年1月に発表した「第2回DX動向調査」によると、SIerがいないと「業務が回らない」「IT関連の計画が立てられない」と回答した企業は62.6%にも及びます。

古いシステムの刷新は、大規模なプロジェクトになるケースが少なくありません。しかし経営陣の理解・豊富なIT人材・予算の確保など「内製化」を可能にする環境が整っている企業は全体の4割にも満たず、SIerのニーズは依然として高いのです。

  • プラットフォーマーのポジション

企業から開発案件を受託するだけでなく、クラウドサービスや決算システムなど新たなプラットフォームを立ち上げ、付加価値を提供していくSIerも増えてきました。

なかには、プラットフォームを海外に展開していくSIerもあります。他社との差別化ポイントを明確にできれば、特定の業界・領域のシェアを高めていけるでしょう。

ソルクシーズも、SIビジネスとの両輪として、クラウドやIoTなどを駆使したストックビジネスを展開中です。今後もDX、fintech、AIなどの技術を活用しながら、付加価値の高いサービスを展開していきます。

  • 大規模案件

官公庁・地方自治体をはじめとする公共機関や、金融機関、大企業などから受注する大規模な案件は、システムの全てをクラウド移行するのが難しく、開発や運用・保守に多くの人員が必要になります。コンプライアンスやセキュリティなど、考慮しなればならない要素が多く、経験豊富なSIerは貴重な存在です。

大規模なシステムは、保守・運用においてもリソースの確保が必要となり、安定的に人材を供給できるSIerのニーズは堅調に推移しています。

  • アウトソース請負

多くの企業で「働き方改革推進」「人材不足の解決」を目的に、定型的な業務を効率化・自動化するAIやRPAのニーズが高まっています。このような工数削減施策の請負も、SIerが受託するケースが少なくありません。

これらの技術を駆使すれば、システム開発業務の一部を自動化することも可能です。結果として、ユーザー企業ではなくSIerの生産性が上がり、利益率が高まるという構造になります。

システムエンジニアの採用難易度が高まり、自社の情報システム部門に優秀な人材を確保することが難しくなっている今、あらためてSIerの経験やノウハウが評価されています。

金融、通信、医療・介護、多拠点企業、官公庁などに業界特化のサービスを提供するソルクシーズも、SIerとしての強みと高付加価値サービスを武器に新たなマーケットを開拓していこうとしています。

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