コロナ禍以降、Webサービスを強化する企業が増えるとともに、キャッシュレス決済が急速に浸透しています。BNPL（Buy Now, Pay Later）などの後払い決済や個別クレジットによる分割払いなど、多様な決済システムを導入する企業が増えている一方で、セキュリティ強化のニーズも高まっています。
そんななかで、ソルクシーズが展開している個別クレジット基幹システム「HYBRID杯王（カップオウ）」「杯王 on Cloud」も、ご利用を検討する企業が増えています。受注から請求まで、個別クレジットにおける業務をトータルでサポートするシステムは、オンプレミスにもクラウドにも対応。「カスタマイズなしでスピーディーに始められる」と中小の事業者にも好評をいただいています。
さて、今回紹介したいニュースは、「杯王 on Cloud」と、セイコーソリューションズの個人信用情報機関接続システム「SEIKO TRUST 個信サービス」の協業です。個別クレジットのサービスやシステムに精通し、さまざまな企業にコンサルティングを行っているHさんに、協業が始まった経緯と狙いを聞いてみました。
「セイコーソリューションズ様の信用情報照会システム『L-CRIP（エルクリップ）』は、クレジット領域でシェアが高く、すでに『杯王』と併用されているお客様もいらっしゃいました。それぞれのクラウド版である『杯王 on Cloud』と『SEIKO TRUST 個信サービス』を連携させれば、お客様の利便性が飛躍的に高まると考えて、協業の話を進めました」
今回の協業に先立ち、2021年12月にはクレジット事業者向けWEBクラウドサービス「BLUEBIRD」を提供しているエクサとの協業で「個別クレジット事業者向け統合プラットフォーム」をスタート。2023年3月には、沖電気のIPコンタクトセンターシステム「CTstage®」との連携サービスもリリースしています。
自社製品の機能拡張ではなく、連携を選択した理由は、「高品質のシステムを早く提供したかったから」だそうです。
「エクサ様のWeb受付システムも、沖電気様のコールセンターシステムやロボットコールも、個別クレジット事業への理解と独自のノウハウによって作られた優秀なシステムです。同じクオリティのものを自社内で立ち上げるには、相当な時間がかかります。
今回協業することになったセイコーソリューションズ様も同様で、“高品質のサービスを組み合わせて提供したほうが、お客様のニーズに早く答えられる” と判断しました」
2023年10月には、ソルクシーズ、エクサ、沖電気工業、セイコーソリューションズの4社共催で、「顧客中心の未来を創造する：クラウドネイティブな個別クレジット事業の実現セミナー」を開催。BNPLなどの後払い決済や個別クレジットの最新動向や成功事例を紹介しつつ、システム導入のメリットや戦略的な活用手法について提言します。
「『杯王』を立ち上げてから11年経つのですが、当初はあの機能が足りない、この業務にも対応しなきゃと焦りながら販売していました。そこから続けていくうちに、個別クレジットの事業やサービス、業務への理解が深まってシステムの品質が格段に上がり、ネットワークも広がって、いいパートナーシップを築くことができました」
先日、ある百貨店グループの関連のカード会社の方から、「『杯王』について知りたい」と問い合わせを受け、導入を検討していただけることになったそうです。毎年、日本クレジット協会を通じた広報も継続しており、「“カップオウ”という名前が斬新で、覚えていただいたみたいです」とのこと。
「ソルクシーズの強みは、個別クレジット事業のコンサルティングができるレベルの知見と、高品質なサービスを組み合わせて提案できること。必要なシステムや機能の導入を、ワンストップでサポートします。今は、『杯王』自体も連携サービスも、自信をもっておすすめできます」（Hさん）
個別クレジット業務のシステム化をご検討の方は、各サービスサイトをご覧ください。
