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「組込みエンジニア」特集③ 生産性はホントに上がる!?「モデルベース開発」のメリットと落とし穴

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最初に「モデルベース開発」というと、「システムに関する専門的な話は自分には関係ない」と、読むのをやめてしまう方もいそうですが、この話はシステムというより、仕事の進め方がテーマです。

他業界にいる方、これから組込み系システムエンジニアをめざそうとしている方は、自分が今いる組織や仕事について振り返りながら読んでいただければと思います。

組込みシステムの開発が大規模化、複雑化している昨今、低コストかつ短期間の開発を求められることも増え、最近になって「モデルベース開発(MBD)」の導入を検討し始める企業が増えています。

「モデルベース開発(MBD)」は、開発するシステムを定義したモデルを用いることで、開発プロセスを改善できます。これを適切な形で導入すれば、早期の品質確保とムダの少ないプロセス、実装工数の削減などを実現することができます。

モデル開発ツール活用のメリットは大きく二つあります。一つ目は、パワーをかけずにモデルを作成できること。二つ目は、作成すると同時にシミュレーション・検証も実施できること。これらによって、早い段階での品質担保を可能にしているのです。

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しかし、これはあくまでも“モデルが正しかった場合”です。

MBD導入支援を行っている【株式会社エクスモーション】は、
「元の要求仕様が明確になっておらず、要求のヌケ・モレや誤りをチェックできなかった場合は、間違ったモデルで開発が進められてしまう」と指摘しています。

従来のような、暗黙知による開発では、
「何のために作るのか」
「何を実現するのか」
「どう作るのか」
「作ったもののどこを検証するのか」
がわからないまま進んでしまい、現場のエンジニアが別々な解釈で開発してしまうことになりかねません。

多くの人間が関わるプロジェクトにおいては、
「目的やゴールが明確でわかりやすいこと」
「要求にヌケ・モレや誤りがないこと」
「モデルの品質が高く、十分検証されていること」
が重要なのです。

その意味では、MBDを成功させるためには、組織、マネジメント、ルール、手順が適切であるか、といったことも検証したほうがよいでしょう。

モデルの品質向上のためには、当該開発に知見があり、経験値が高い人材が推進役となる必要があります。要求の仕様化や仕様の検証は、正しい進め方とルールで行わなければなりません。

【株式会社エクスモーション】では、モデルの品質開発はもちろん、シミュレーション検証、既存モデルの品質評価と改善、MBDに携わる人材育成など、導入や改善に関するすべてのプロセスについて、サポートを行っています。

MBDの導入を検討したい、いいモデルを開発するノウハウや、適切なプロセスが知りたいといったご要望があれば、【株式会社エクスモーション】のお問い合わせフォームからアクセスしてください。

【公式サイト】
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