当社のIBM Champion:よっしーが、IBM Connect 2017 Hackathon(ハッカソン)に日本チームメンバーとして参加しました。
※ハッカソン:Hackathon:ハック(hack)+マラソン(marathon)。与えられた時間内に、チームでプログラミングして作り上げたシステムのアイデアや結果を競い合う開発イベントです。
IBM Connect 2017 は 2017/2/20~24 アメリカのサンフランシスコで開催されました。
帰国後のよっしーに直撃インタビュー。
●イベントから帰ってきて、今の気持ちは?
ハッカソンが無事終わってホッとしています。
アメリカで実施されたIBMのイベントに参加するのは、今回で4回目なんですが、ハッカソンに挑戦したのは初めてだったので、終わってみるまでは「できるかな、大丈夫かな?」ってちょっと緊張していました。
でも、結果としてハッカソンに参加した8チーム中、2位を獲れたことは自信になりました。ハッカソンとして規模は大きくないけれど、海外で行われたIBMチャンピオンが集まるハッカソンで評価されるものが作れたので。
これがハッカソンで頂いたトロフィーです!
実は、イベントに申し込むときにハッカソンがあるのは知ってました。でも、英語で会話するのに自信がなかったので「他の国の人とチームを組んで結果を出すのは難しいかな」と迷っていたんです。そしたら、日本人チームができるときいて、すかさず参加しました(笑)
●ハッカソン当日のスケジュールはどんなかんじ?
8:45ごろ集合して、9:00前から スケジュールと作業内容の説明やゲストの挨拶があり、10:00ぐらいから開発作業を開始。昼食は、会場においてある軽食類を自由に食べたりして済ませました。
16:30から発表だよ、と言われていたので、そこを目標に作業を完了させました。時間内に作業が終わっていないチームもありましたね。
自分が参加した日本チームの発表順は最後だったので時間が押していて、早口で発表しました。発表後の質疑コーナーも「質問ある?ないよね」って済まされちゃいました(笑)
●どんなシステムを作ったの?
自分の担当部分は、技術的には難しいことはやっていません。開発ツールとして使ったNode-REDも 1年半ぐらい前から使っていましたし。
Node-REDのイメージ図
詳しくは、自分のブログに書いたので、ご興味のある方はそちらを見てください。
「IBM Connect 2017 前夜祭(?) ハッカソンへの参加 」
●ハッカソンで2位になれたのは、どこが評価されたの?
理由については、詳しい説明がなかった(聞き取れなかった?)ので、よくわからないです(笑)。でも「上位にいけるんじゃないかな」「1位は無理でも3位には入れるかな」って思っていました。結果が出たから言えるのかもしれないけど。
参加した8チーム中、システムを完成させたのは6チーム。ウチのチームは、時間内にシステムを完成させて、資料もきちんと作りました。
3位のチームは、作成したシステムの内容が似ていたのですが、ウチのチームのほうが「プレゼンがわかりやすかった」のと「機能が多かった」のが勝因かな。
●チームワークも良かったんじゃない?
そうですね。去年【IBM Watson Summit 2016 】で一緒にプレゼンをしたメンバー4名に、今年、新たに IBM Champion になった1名、エンドユーザーさん1名を追加したチーム構成でした。
チームTシャツも作って目立っていたと思います。
個人的には「背中のメッセージが挑発しすぎじゃない?」ってヒヤヒヤしていましたけど(苦笑)。
●チームメンバー以外の方とのコミュニケーションはどうだった?
イベント後に飲みに行ったら「ハッカソンに参加してたね」と声をかけられて会話が始まる、ということがありました。
ハッカソンに参加したおかげだな、と思ったんですが、飲んでる席での会話はざんざんでしたね。英語でフランクに話されると聞き取れないことが多かったです。
あいまいに相づちを打っていると、相手にスルーされます。「英語、よくわからないんだな」ってバレてたんでしょうね。くやしかったです。気軽な会話がもっとできるようになりたい、と思いました。
でも、数日英語漬けの環境で過ごしたので、耳が慣れたかんじはします。帰国直後に映画を字幕なしで見てみたんですが、単語はだいたい耳が拾えるようになってました。
●ハッカソンに参加してよかった?
はい。開発の面で新しいつながりができました。
オープンソースとして、パッケージを提供しているのですが、それを知った参加者から「自分のチームも同じようなパッケージを作っているので統合しようよ」と声をかけられました。ふだんはシンガポールで働いているIBM の方でした。
日本も“イケてる部分”がまだまだある、と感じられました。
ハッカソンで2位をとって気が大きくなってるからかもしれませんが、日本の技術者も海外の人と対等に仕事をしていけるんじゃないか?って。
だから英語が苦手だったりして、違う世界に出て行くのを尻込みしている技術者の人たちに「まず、やってみようよ!」って言いたいです。
自分も人付き合いって苦手でした。そんな自分でも新しいことをやることによって変わったこと、得られるものがある、ってわかったので「とりあえずやってみようよ!」「挑戦した方がいいよ!」って思います。
●新しい体験をしたイベントから帰ってきて、今後はどうしていきたい?
ノーツ(IBM Notes)の機能だけでなく、いろいろなシステムサービスと組み合わせて開発をしていきたいですね。これからは自社の技術・サービスだけでお客様を囲い混むんじゃなくて「いかにオープンになるか」が鍵です。
とにかくスピードが成功のキーになる時代だと思うので、スピード化のために手を組んだ方が良いですね。
それには自社製品・サービスが「他の製品・サービスとこんなに簡単につながりますよ」とアピールできるほうが価値が高まるんじゃないか、と考えています。
この先の技術革新がどうなるか見てみたい、夢を見たいです。
子供の頃、漫画で見た未来の世界がどこまで実現するのかな、って気持ちです。