平成との別れを惜しむ記念企画「ソルクシーズ平成史」、第2回は事業領域が一気に拡大した【平成中期】を振り返ります。
平成13年(2001年)にソルクシーズに社名が変わり、JASDAQ上場を果たすと、システム開発中心だった事業をさまざまな領域に拡大していくことになりました。
この頃、編集長「れい」が参画していたのは、自社のISO認証取得プロジェクトでした。
「全社的な取り組みだったので、経営層をはじめ、部長さんや各部のキーマンとの接点がたくさん出来ました。後に企業ブログを始めるとき、この時に培ったリレーションが役立ちました」。
平成14年(2002年)11月に、ソルクシーズはISO27001(当時の名称はISMS)の認証を取得 しています。
銀行向けのシステム・パッケージ開発やWebシステム構築を担う「エフ・エフ・ソル 」を設立したのは平成15年(2003年)。
翌年、中国海口市に「海南紐康信息系統有限公司」という合弁会社が設立され、平成17年(2005年)には計測や制御関連のソリューションを手掛ける「イー・アイ・ソル 」が立ち上がりました。
日本でもブログが流行り始め、総務省がこの年3月末時点の国内ブログ閲覧者数(少なくとも月に1度はブログを閲覧しているインターネットユーザ)を約1,651万人と発表しています。
「この頃、情報セキュリティコンサルティング業務が始まり、ISO27001審査員や公認情報セキュリティ監査人、認定プライバシーコンサルタントなどの資格を取ってがんばっていました。お客様がセキュリティ認証を取得して、プロジェクト打ち上げのパーテイに呼ばれたとき、とても感動したのを覚えています」(「れい」談)。
ソルクシーズグループは、その後も次々と新会社の設立や事業拡大を進めました。
最も活発だったのは、平成19年(2007年)からの3年間です。インフィニットコンサルティング の設立を皮切りに、他社から譲り受けた事業をシー・エル・ソル※にて承継(※後にteco と社名変更)。
さらにエクスモーション 、コアネクスト 、アスウェア が設立され、ノイマン 、インターコーポレーション※、ディメンションズ※を子会社化。(※2社は後にインターディメンションズ として合併)
リーマンショックで金融業、製造業や飲食業が大打撃を受け、民主党に政権交代がなされる一方で、平成20年(2008年)にリリースされたiPhone3Gによってスマートフォンが急速に浸透しました。
IT業界に大きな変化の波が押し寄せるなかで、編集長「れい」は内部統制プロジェクトに参加して子会社の経営層との関係を深めるという独自の活動を展開。決算担当や監査法人とのやりとりも増え、経営企画室への華麗なる転身を目論んだものの、どうも性に合わなかったようで、新しいキャリアを模索し始めます。
次回の「ソルクシーズ平成史」は、いよいよFacebookやLINEのアプリを開くのが日常となったSNS全盛期に突入。
ソルクシーズにも新サービスが増えた【平成後期】をお届けします。ついに「菜緒さんの企画ノート」※が誕生…!?
※菜緒さんの企画ノート:「ソルクシーズ公認ブログ」の前身