「就業構造基本調査」の結果(最新は2012年)によると、35~44歳の全体の未婚率が26.4%なのに対して、情報通信業の未婚率は35.4%。
「残業が多い」「出会いがない」「きついプロジェクトに加わると休日が減る」などのイメージが強いシステムエンジニアは、結婚しようとすると何かと難しそうですが、実際に未婚率が高く、みなさん苦戦されているようです。
平成27年に厚生労働省が実施した「毎月勤労統計調査」では、年間労働時間の全産業平均が1725.6時間なのですが、情報通信業に絞ると1920時間。ネガティブなパブリックイメージは、あながち的外れでもありません。
さて、忙しいシステムエンジニアのみなさんですが、「結婚できるSE」「できないSE」の差はどこで生まれるのでしょうか。「俺は結婚できないんじゃなくて、しない主義なの!」という方を除外して考えてみましょう。
ポイントは、2点です。「どんな人と出会えば、結婚まで辿り着けるのか」「どうすれば出会えるのか」。
以前にマイナビニュースが、おもしろいアンケートを実施していました。「SEが恋人でよかったこと5つ」 。こちらによると、システムエンジニアの高評価ポイントは「頭がいい」「パソコンまわりについて教えてもらえる」「給与がいい」「自分と違うので新鮮」「同業者で分かり合えた」。
ロジカルに話ができることや、自分の知らないことを知っている点に対して評価してくれる方は多いようです。
一方で、「仕事が忙しい」「自由な時間がない」といった理由で敬遠されることもあるようですが、恋愛ならば「デートの時間が取れない」などとネガティブなイメージにつながることも、結婚となると変わってきます。
「忙しい=束縛しない」「自由な時間がない=お金が貯まる」。頭がよくて、物知りで、給料もそれなりにもらっていて、ロジカルに考えることができて、束縛せず余計なお金を使わない人…そうです!「システムエンジニアは、結婚相手として好条件」なのです。
結婚できる人とできない人の差のひとつとして、自信があるかどうかは大きいのではないでしょうか。前述の条件が当てはまる方は、相手が好感触♪と感じたら、さりげなくアピールしてみるといいのではないかと思われます。
さらにもうひとつ、システムエンジニアとおつき合いしてよかったこととして見逃せないのは、「同業者で分かり合えた」という点です。
出会いがないと嘆く前に、社内の方々と積極的にコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。ギラギラしていると引かれてしまいますので、まずはチームや近くの部署などグループでお食事などから。
システムエンジニア同士なら、残業や休日出勤についてもお互いに理解し合える可能性大。合コンなどで異業種の荒波にもまれると無口になってしまう方でも、「どんなプロジェクトに関わってるの?」といった日常的な話なら、自然にコミュニケーションできるでしょう。
面倒くさがらず、ネガティブに考えず、身近なところから交流を広げていけば、思わぬところに素敵な異性がいた!と気づくことがあるかもしれません。
ソニー生命保険が2017年3月に実施した調査 によると、男子中高生がなりたい職業の第1位が「ITエンジニア・プログラマー」です。多くの方々がなりたくてもなれない人気職業。自信をもってアプローチしてみましょう。