変化が激しい業界で、システムエンジニアとして長く活躍するなら、どんなキャリアを選ぶのがいいのでしょうか。【前編】では「プロジェクトマネージャー」「最先端技術のスペシャリスト」「フリーランス」の3つを紹介しました。
【後編】では残りの2つを紹介します。
【4】セールスエンジニア
セールスエンジニアは、ITの知識を活かして自社の製品・サービスを売り込んだり、製品導入後のサポートをしたり、クライアントの課題を解決するための提案をしたりする仕事です。
クライアントとの接点が多いため、システム開発に関する深い知識・スキルに加えて、課題解決力、ヒアリング力・提案力・交渉力といったコミュニケーション系のスキルが求められます。
システム開発や商品・サービス構築の経験がなくても、セールスエンジニアをめざせますが、技術に関する質問に対してスムーズに応えられれば、顧客の信頼を獲得できます。技術自体で勝負するより、知識・技術をアドバンテージにしながら営業力・提案力を活かしたいという方には、魅力的なキャリアステップのひとつといえるでしょう。
【5】特定業界のスペシャリスト
IT業界以外でもシステムエンジニアの需要が広がっている現状なら、業界特化の知見を武器にするのもひとつの方法です。
たとえば医療・家電・物流業界では、IoT・AI・ビッグデータといった先端技術の活用によるビジネスモデルの革新や業務のデジタル化が活性化しています。
金融業界でもコロナ禍をきっかけに、キャッシュレスサービス、AIを活用した資産運用、仮想通貨、NFTなどのFinTechの導入が加速しました。2019年度に1510億円だった金融DXの国内市場規模は、2030年には3.9倍の5845億円に成長するという予測もあり、将来性の高い領域です。
このような業界のビジネスモデル、固有の課題、求められるソリューションについて、専門的なスキルがあれば、市場価値を高めることができるでしょう。
以上、システムエンジニアの代表的な5つのキャリア選択について解説してきました。
システムエンジニアとして長期的に活躍するためには、開発や運用の経験値、業界知識、技術に対する知見を早いうちに身につけることが重要になります。
AI、IoT、DX、FinTechなど最先端の技術を駆使してお客様の課題を解決するソルクシーズは、IT人材の育成に力を入れている会社です。金融・通信・製造業をはじめ、さまざまな業界や領域で経験を積むことができ、プロジェクトに関わりながら技術・知識を身につけることができます。
2019年からは、デジタル社会を牽引する人材を育成する実践プロジェクト「デジタル人材イノベーションチャレンジ」へのエントリーを促進。若手のうちに、新たなサービスを企画・設計するプロセスを体験できます。2020年には、社員を対象とした自学自習プログラム「Solxyz Academy」を開講。現場のニーズが高い技術を自分のペースで習得できます。
関連記事:「ソルクシーズグループが取り組むDX推進の今 ③自社の人材育成」
DXやFinTech関連のシステム開発や、新たな自社サービスを展開しつつ、多様なサービスに関われる人材を育てようとしているソルクシーズ。今後も、社員のさまざまな仕事とキャリアを紹介していきますので、ぜひご一読ください。