スマートウォッチ、スマートシューズ、スマートスピーカー、スマートテレビ、スマートカー、スマートファクトリー、スマートホーム、究極はスマートシティ。
iPhoneが発売されたのは2007年、スマートフォンがガラケーのシェアを上回ったのは2013年ですが、2016年以降のIoTの浸透と5G効果で「何が何でもスマートな世の中」になりつつあります。
さて、さまざまなスマートナンチャラは、われわれの営みにどんなプラスをもたらしてくれるのでしょうか。
最も浸透しているのは、「Googleアシスタント」やAmazonの「Alexa」が人気のスマートスピーカーでしょう。音声認識ができるAIが搭載されたスピーカーは、音楽を聴けるだけでなく、モーニングコールや情報検索などさまざまなオーダーに応えてくれます。
最近は、IoT家電を操作できるスピーカーもあり、声をかけるだけで、自宅やオフィスのあらゆる機器を動かせる時代が到来しそうです。
インターネットが使えるスマートテレビは、ブラウザ、ゲームアプリ、スマホやタブレットとの連携、VOD配信などの機能がついています。
スマートウォッチもバージョンアップを繰り返しており、メール通知、電子マネー決済、血圧計や心拍計、消費カロリー計測などの機能を搭載。
Googleが開発したスマートウォッチは、Wear OS by Googleが組み込まれており、「Googleマップ」「Google Play Music」「Google翻訳」などを利用することができます。
身に付けるものでは、靴の進化も負けていません。2020年1月に、アシックスが試作品を発表した「ORPHE(オルフェ)」は、年内発売予定のランニングシューズ。
内部にセンサーが埋め込まれており、歩幅、足の動き、安定感、接地の時間などのデータを計測できるのが最大の魅力です。同じシューズを利用している多くのユーザーのビッグデータを用いて分析し、個別のアドバイスを送ってくれるそうです。
この業界では、「スマホアプリでフィット感を調節できるバスケットボールシューズ」「万歩計とルートやペースの保存機能がついたチップ内蔵シューズ」などが発売されており、さまざまな機能を複合的に取り入れたスマートオブスマートなシューズが登場する予感があります。
5Gの本格的な導入によって、高速通信が当たり前になると、「IoT ×5G ×AI」の製品・コンテンツ開発が加速するものと思われます。商品を見ていると、あれもこれもほしくなりますね…。
次回の「スマート〇〇選手権2020」では、工場やマンション全体、さらには街全体のスマート化について紹介したいと思います。