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ソルクシーズで働く人々

自発的な取り組みが生み出す技術力~若手システムエンジニアの成長ストーリー ⑤産業事業部 M1さん

ソルクシーズで働く人々

入社8年目を迎え、技術者としての専門性を深めながら、チームを率いるリーダーへと着実に歩みを進めている産業事業部のM1さん。これまでのキャリアは、与えられた環境の中で自ら機会を見つけ出し、「技術力」「マネジメント力」という2つの力を磨き上げてきた足跡といえます。 

M1さんがIT業界を選んだのは、大学で学んだ専門知識を活かせると感じたからです。ソルクシーズを知ったきっかけは、研究室の仲間との会話でした。 

研究室で仲間と就職活動について話していた時に名前が出たので、調べてみました。やりたいと思っていたことができそうな会社で、大学で培ってきた知識を活かせると思えたのが大きかったですね。技術的な魅力に加えて、人柄がいい方が多いなと感じたのも、決め手のひとつです」 

新入社員研修でグループワークを経験できたことで、自信がついたというM1さんは、 産業事業部の部長と話す機会があり、この部署で働きたいと思ったといいます。最初の仕事はクレジット系の決済システムの開発で、支払い関係のパッケージシステムの新規導入に関する調査や、改修案件のプログラムなどを担当しました。 

技術的な基礎を固める時期を経て、M1さんのキャリアに大きな転機が訪れたのは、入社2年目のプロジェクトでした。上司の退職を受けて、プロジェクトのリーダーの仕事を任されたことが、その後のキャリアにも大きな影響をもたらしたといいます。 

上司が退職した後、当時のプロジェクトリーダーの先輩と仕事を分担しなければならなくなりました。早い段階でリーダーの仕事をやらせていただいたのは、貴重な経験でした。お客様に対するプロジェクトの進捗報告や、パートナーとの連携を通じてマネジメントスキルの必要性を実感しました。 

チームの意見収集と調整や、役割分担のノウハウは、少しずつですけど向上している手応えがあります。いちばん注力していたのはパートナー企業のスタッフとのコミュニケーションで、いい形で信頼関係を築けたかなと思います」 

その後は古物商の法律改定に伴うシステム改修や、格安SIMのバックグラウンドのシステム開発、病院のカルテの情報を集約するシステムを経験。現在のM1さんは、健康保険証のシステムのプロジェクトチームリーダーとして、10人のメンバーをマネジメントしています。今まで何げなく受けていた健康診断の仕組みを理解したことで、プロジェクトに対する意識が変わったといいます。 

今はシステム開発に直接関わりながら、メンバーのタスクの進捗管理や顧客との調整をやっています。今後はマネジメントと技術の両方のスキルを高めたいと思っています。プロジェクト全体を任せてもらえるようになるのが、今後の目標です」 

開発現場の個々のタスクは、メンバーとパートナーにしっかり任せて、遅れそうなタスクがあれば一緒に手を動かすこともあるというM1さん。リーダーとして後輩のエンジニアの指導を担当する中で、マネジメントの難しさを痛感することがあるそうです。 

教えすぎちゃうんですよね。もっと自発的に考えさせるようにしたほうがいいんだろうなと思います。育てるという仕事は、もともとは苦手なのかもしれません。どこまで教えるか、どこから本人に答えを出してもらうかのバランスを学ぶ必要があると感じています」 

自身の課題を明確にして、学習と行動によって改善を図ろうとする姿勢は、M1さんの成長を支える原動力となっているようです。技術のプロフェッショナルであろうとしながら、プロジェクトのメンバーの成長と信頼関係を大事にするM1さんは、数年後には後輩たちが目標とするリーダー像を体現しているかもしれません。

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