若手から次のフェーズに移行する「3年目の壁」を越えたソルクシーズ社員たち。入社5年目となる彼らの過去・現在・未来を辿るインタビューは、3人めの今回が最終回です。
インフラ系SE Iさんのストーリー
インフラ系SEのIさんは、北海道の高専出身。専攻科も含めて7年間勉強をした後、大学院への進学を考えていたそうです。ソルクシーズとの出会いは、北海道の高専を対象とした合同の企業説明会でした。
「送迎バスで札幌に行けたので、半分は観光気分で参加しました。そのとき、ソルクシーズのブースにも立ち寄って話を聞いたんです」
それから1年後、進学から就職に進路変更し、学んできたことを活かせるシステム開発の会社を探すことにしたIさん。結局、エントリーしたのはソルクシーズのみだったそうです。
「ほかにも何社か話は聞いていたのですが、就活しようと思ったとき、頭に浮かんだのはソルクシーズだけでした」
上京するにあたり、独身寮があると聞いていたことも魅力だったのだとか。最初の面接からスムーズに最終面接に進み、内定となりました。
専門学校でプログラミングを経験していたIさんですが、入社後の研修では「思っていたほど得意ではないのかもしれない」と感じたそうです。
「チームを組んで大きなプログラムを作る課題があったのですが、私たちのチームはなかなかうまくいきませんでした。そのとき、開発に向いていないのではないかと思いました」
配属先の希望を出すタイミングで、多くの同期が開発に関わる部署を希望するなかで、Iさんは、サーバー、ストレージ、ネットワーク等の構成設計から運用管理をする情報システム基盤を担当する部署を選びました。
「インフラも学校で勉強してきた領域です。こちらのほうが向いているのではないかと思うようになり、希望を出しました。結局それが通って、今も続けています」
研修後、最初に配属されたのはクレジットカード会社のプロジェクト。監視用システムに携わる案件を2ヵ月担当するなかで、OJTで知識やスキルを学びました。
「業務としては、テストとドキュメントの修正が多かったですね。初めての仕事だったので、OJT担当の先輩がやりやすい仕事をまかせてくださったみたいです。これなら続けていけそうだなという手応えがありました」
その後の8ヵ月で4つのプロジェクトを経験し、最初の配属先で担当した顧客を再び担当。現在も、サーバーメンテナンスや運用保守などを行うプロジェクトで働いています。
「今の現場に配属されてから、もう2年半くらいになります。担当はサーバーメンテナンスです。継続しているうちに、サーバーやシステムについての理解が深まってきました」
業務内容は、データのクリーニング、システムバックアップ、通信のフィルタリング追加対応などさまざまです。
「ユーザーがシステムを利用しない夜間に行うメンテナンスが多いですね。何かあったら大変なので、細心の注意を払って作業をしています。何事もなく終わったときは、達成感があります」
プロジェクトメンバーのうち、ソルクシーズの社員は5名。リーダー以外の社員4名は、2つのサブシステムを分担しており、配属された当初は担当するサブシステムに直属の上司がいる状態でした。
「その上司が案件を離れてしまい、昨年の6月から私が主担当を務めることになりました。今まで上司から指示されていた仕事を、自分で確認して進めなくてはいけません。リーダーを頼れるとはいえ、最初は不安でした」
一緒に仕事をする後輩ができてからは、Iさん自身が仕事を割り振る立場になっています。
「後輩といっても自分より年上で、勤続年数も長い方なので、あれこれいっていいものか心配でした。1年経って、かなり慣れてきたと思います。チーム内のコミュニケーションも活発で、何かあったらすぐにリーダーに聞ける環境です」
そんなIさんは、他のプロジェクトにも挑戦してみたいそうです。
「お客様の課題や案件をヒアリングする上流工程の仕事に携わってみたいです。やっぱりインフラがやりたいですね。システム開発に移りたいと考えたことはありません。サブリーダーになってからは、マネジメントの仕事にも興味がわいてきました。とはいえ、現場にいたいので、完全に管理職となると少し抵抗があります」
キャリアアップを考えつつ、ワークライフバランスを重視したいというIさん。土日はしっかり休めて有給休暇も取得しやすいソルクシーズでの働き方には満足しているそうです。
「今年の4月に昇格して、勤務形態が変わって半休がなくなりました。それでも趣味に関するイベントがあるときは、早退できるように上司にかけあって調整してもらっています」
最後にソルクシーズの魅力を聞くと「人柄が温かい人が多い会社」という答えが返ってきました。
「上司は優しくていい人ばかりで、話しづらい人はいません。働いていてつらいと思うことなく、気持ちよく仕事できています。ソルクシーズだけにしかエントリーしなかったのですが、いい選択をしたなと思っています」
進学するか悩んだ時期もあったというIさんですが、就職後は、学んできたスキルを活かして技術者としてレベルアップしているようです。将来は、マネジメントあるいはインフラのスペシャリストとして、大いに活躍していただければと願っています。