自分の適性で悩んだり転職を検討したりと、キャリアの分岐点になることが多いシステムエンジニアの3年目。この企画では、そんな「3年目の壁」を越えた入社5年目のソルクシーズ社員にインタビューしました。
バックエンド開発SE Sさんのストーリー
第2回は、クレジット第一SI部に所属するSさんの過去・現在・未来です。情報系大学出身のSさんがソルクシーズの存在を知ったのは、大学3年生のときに学内で開催された企業説明会でした。
「顧客常駐だけでなく、ストックビジネスも展開しており、多様なサービスがある企業だなというのが最初の印象でした」
その後、ソルクシーズに本格的に興味を持ったのは、プログラミングの課題に取り組む実践形式の試験だったそうです。
「わからなければ聞いてもいいから完成させてみようという、他社にはない試験でした。プログラミング能力の有無に関わらず、積極的に質問できる人を求めていそうだなと感じて、いい印象を抱きました」
最終的に、SさんはSIer以外を含む他数社からの内定を辞退。ソルクシーズへの就職を決めました。
「面接では、こちらの話をちゃんと聞いて寄り添ってくれていると感じました。上場していること、グループ会社が多いこと、幅広いジャンルに関われる可能性があることもソルクシーズに決めた理由です」
情報系大学出身ではあったものの、元々はメディア系に興味があり、プログラミングの授業を積極的に取ってはいなかったというSさん。入社後3ヵ月間ある研修は、とても充実していたといいます。
「プログラミングが未経験でも、基礎は網羅できるんじゃないかなと思います。実際に現場に出てからも、この研修で学んだことが役に立ちました」
研修後は受託開発プロジェクトに配属となり、3ヵ月ほどクレジット業務システムの画面改修部分を担当。電話応対をはじめ、社会人としての仕事のやり方を学びました。
「先輩や上司が多くいらっしゃる現場で、OJTを担当してくださった方もすごく優しくて、勉強しながら徐々に業務に携われる環境でした」
その後は、現在も所属している大手金融グループのプロジェクトに異動になります。
「大手なので、最初は硬いのかなと思っていました。でも配属されてみると、きっちりしているところはきっちりしているけれど、変にかしこまった感じはなく、リラックスして仕事できています」
担当は、銀行に関連するスマホアプリのバックエンド開発。最初はアプリの機能追加を任されたそうです。
それから現在に至るまで、上流工程からリリースまでのさまざまな業務を経験しました。そのなかで、成長感があった仕事を聞くと、銀行のシステム開発で主担当になったときのことを語ってくれました。
「タスク管理なども含めてひと通りの業務をやりきりました。リリースされたアプリが動いているのを見たとき、とても達成感があったのを覚えています。若いうちから管理をやらせてもらえる現場ばかりではないと思うので、いい経験でした」
一方、1年目に担当したコア機能の改修業務は、とにかく大変のひとことでした。
「いろいろな知識を吸収しながら、スケジュールに追われて働いている状態でした。当時は精一杯やったつもりでしたが、その後の工程でバグが見つかってしまったんです。工程全体のイメージがつかめておらず、場当たり的に仕事していたんでしょうね。今でも教訓として心に残っています」
システムや仕事の全体像が見えるようになってきたのは、3年目だったというSさん。現在はプロジェクトメンバーのなかでも現場歴が長い立場になり、リーダーとやり取りをする機会も増えたそうです。
「全体を仕切る仕事が見えてきておもしろいです。上司がお客様と折衝しながら、難しい事案を進めていく場面なども何度も見てきました。すごく勉強になります」
他のプロジェクトにも興味はあるものの、さまざまな業務が経験できる現状には満足しているとのこと。客先常駐という働き方も、ポジティブに捉えているといいます。
「自社にいるだけでは関われない方もいらっしゃるので、得られるものは多いと思います」
そんなSさんに、今後のキャリアプランについて聞いてみました。
「技術に強いエンジニアとプロジェクトマネージャーの両方に興味があります。まずは、今の自分に足りないものを補って、上司がやっていることを徐々にできるようになっていけたらいいかなと思っています」
メインで担当しているバックエンド開発以外に、現在はフロントエンドの勉強もしているそうです。
「多様なことを知り、経験したいという気持ちがあります。まだ触れたことのないインフラ方面も学んでいきたいですね。業務に携わらなかったとしても、マネジメントをする際に知識はあったほうがいいと思うので」
視野を広げるための努力を怠らないSさん。最後にソルクシーズの魅力を語っていただきました。
「まずは研修・教育制度が充実していること。ちゃんと仕事できるように、OJTですごく丁寧に教えてもらえました。自分が所属している部署は、今後どんな仕事をやりたいか、どういうことに興味があるかを聞いてくれます。可能な限り、希望を叶えようとしてくれるのも魅力ですね」
現場で活躍するためのスキルを磨きつつ、マネジメントについて上司から学ぶ姿勢のあるSさんは、ソルクシーズの将来を支える社員のひとりになるだろう、と頼もしく感じられたインタビューでした。