「期待と不安は半々でした。萱沼本部長の下で新しいことに取り組めるという期待と、具体的に何をどうしたらいいのかわからない不安感。明確な目標を掲げ、スピードを上げて動いていこうという上司の意志を感じたのですが、当初はじっくり腰を据えてという気持ちのほうが強かったですね」
2020年1月、ソルクシーズにキャリア推進本部が発足。「採用体制強化と研修・教育機能の拡大」という狙いをもって立ち上がった組織が最初に掲げたのは、「2021年卒の新卒採用を、前年の2倍となる40人に増やす」というわかりやすいミッションでした。
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昨年9月に入社したNさんは、人事・採用・労務のスペシャリスト。採用全体の施策とフローに関わりながら、経験の浅いメンバーをフォローする役割を担っています。
「新卒採用におけるWebプロモーションやSNSからの発信は若手にまかせ、面接はベテランが担当。採用決定から内定、フォローまでの業務と研修を企画するメンバーをひとり配置するなど、役割分担の見直しから始めました」。
さぁスピードアップしよう!というタイミングで新型コロナウイルスが蔓延し始め、いきなり課題の再整理を迫られます。
「多くの社員がテレワークで働くことになり、今年入社した新人にどんな研修を行えばいいのかを猛スピードで検討・整備しました。配属後のOJTのやり方も見直さないといけませんよね」
さまざまな懸念が頭をよぎり、走りながら考える日々を経て、「感染拡大予防対応を念頭に置いた働き方のもとではやりにくいことが多いのは確かだけど、今だから取り組めることも結構ある」と実感。
新人研修のグループワークメニューや、インターンシップのプログラムの見直しなど、迅速に改善策を講じながら難しい時期を切り抜けることができつつあります。
萱沼さんにいいたいことは?と聞くと、こんな答えが返ってきました。「採用する側の人間が、ソルクシーズをもっと語れなければいけないと思っています。自分たちが会社を理解し、求める人物像を明確にしないと、応募が増えても前に進めない」。
新しい組織で、いま一度ソルクシーズの採用について言語化して共有したいとのこと。人材育成についても話したいことがいっぱいあるそうです。
「採用した人たちは、長く活躍する人材になって欲しい。採用の改善と同時に、評価制度をわかりやすくすること、キャリアの選択肢を明確にすることなども大事ですね」
キャリア推進本部が立ち上がってから、自分の思いを話しやすくなったと語るNさん。「私自身のキャリアについては、あまり考えてないんですよね(笑)。いかに楽しい環境で仕事ができるか、それだけです」。
いろいろ話をさせてほしいというメッセージをお預かりしたので、この場を借りて届けさせていただきましたが、萱沼さん、いかがでしたか?
萱沼キャリア推進本部長からのアンサー
会社の理解を深めたいという思いは大事だと思う。そういう場を作らなければと考えてはいたので、ぜひやりましょう。リモートでの仕事、チームとしてなかなか動きにくいこともあるので話し合いながら着実に進めていきましょう。
次回の「やりたいことを本部長にいってみよう!」は、新入社員研修を担当するTさんからのメッセージです。