「部活探訪記」でご紹介したとおり、ソルクシーズには、社会人「英語部」があるんです。
2014年2月に発足し、試行錯誤しつつ、もうすぐ5周年を迎えます。この特集では、そんな中でメンバーがアイデアを出して作りあげたレッスン内容をご紹介します。
「会社で英語部を立ち上げたけど、レッスンがマンネリだし、ネタ切れ~」という方などの参考になればうれしいです。
まず第1回めは、日本人の英語学習者が苦手とする【発音】をトレーニングするレッスンの紹介から。
● 発音記号でSay it!
TOEIC(Listening & Reading)テストで高得点を取っていても「話すのは自信がない」「ネイティブに通じない」という方も結構います。
・英語と日本語の発声法の違い(日本語には原則、すべての音に母音がつくが、英語は子音のみ発声することも多い) とか、
・日本語には存在しない音の存在(th や r など)とか、
理由がいくつかありますが、「カタカナ」で書かれた英語を見る機会が多い、のも理由のひとつだと思います。
英語では、She と Sea の発音は違いますが、カタカナで書くとどちらも「シー」。日本人は英単語を見たとき、つい「カタカナ」発音してしまうのですね。
それを矯正する方法は、ただひとつ『発音記号とその発音方法を覚える』ことです。
ということで、わが英語部では、まず英語発音スクールを主催している専門家から、ひとつひとつの発音記号とその発音の仕方についてレッスンを受けました。それを踏まえて、今は「カタカナ読み」を脱するために自分たちで考案したレッスンをしています。
レッスンの方法は、発音記号だけで英文が書かれた札をそれぞれ引き、順番にそれを読みます。他のメンバーは、その音を聞いて何と言っているか当てます。
つづりを見ると「カタカナ英語」になってしまうメンバーも、発音記号に忠実に読むので、自然にネイティブっぽい発音になってしまいます。ただし、読んでる本人は、自分がどんな単語を読んでいるかわかってないこと多数(笑)
しかし聞いているメンバーには英文が聞こえる、という不思議な現象が起こるのが、このレッスンの楽しいところです。
使用する文は「英語のことわざ」「マンガのセリフ(の英訳)」などにすると、内容が類推しやすくて楽しいです。
たとえばこんなかんじ。それぞれ、どんな英文になるかわかりますか?(答えはこちらのページ)
(札の画像はクリックで拡大します)