「いまイルモ」の体験企画の最終回は、「開発側の担当者」と「体験した利用者」に対談をしていただきました。
‐今後、あったらいいなと思う機能は何ですか?
利用者:「いまイルモ」は“元気老人”が対象です。でも、ある日「いまイルモ」の見守り画面を見たら、全然動きがない、おかしい!となった場合に、今は自分で飛んでいくか、近所の知り合いや警察に電話するしかない。そのときがいつか来るのかな、と思うと対策できるといいな、と思います。
担当者:実際「かけつけサービス」とのコラボの話は出ています。今はまだ検討中です。センサーの精度には自信を持っていますが、緊急通報用のセンサーとは目的が違うので、簡単にコラボが進まないところがあります。
「いまイルモ」のウリは【データを蓄積】し【総合的に生活を把握】することです。
‐導入の壁は何だと思いますか?
担当者:購入を検討される方はスマホを持っているので問題ないのですが、複数で見守りたい場合、ご家族がガラケー※ しか持っていないというご家庭があります。
その場合は、「安否通知」や「温度通知」メールの受信は可能ですよ、とご案内しています。いつもと違う状態になった場合にメールが届くので、それをみてご自身で電話やメールをしていただく、という使い方です。
※ガラケー:「ガラパゴス・ケータイ」の略。世界のモバイル・IT事情とは別に、日本独自の進化を遂げた日本製の携帯電話を、他の島との接触が無かったために独自の進化を遂げたガラパゴス諸島の生物となぞらえた用語。海外では普及しなかった機能を有する。
利用者:やはりまだ金額が高いかな、と感じる方もいると思います。サービスの価値をどう判断するのかな、ということです。初期費用は安いものではないので。※
( ※価格については、こちらのフォームでお気軽にお問い合わせください。 )
担当者:この手の商品の中では決して高いほうではないのですが、“機器による見守り”というもの自体が広く認知されていないので、「はたしてこれだけのお金を出す価値があるのだろうか?」と判断に悩まれるのだろうと思います。
利用者:先日「いまイルモ」が“親孝行”というキーワードで雑誌※に取り上げられましたね。そういう切り口で知ってもらうというのはいいと思います。
※小学館『DIME』 2015年2月号 親孝行サポートサービス最前線 特集
担当者:そうですね。親御さんに「いいものを使ってもらいたい」ということで、値段の壁をこえられたらいいと思います。
‐こんな部分もアピールしたい、という点はありますか?
担当者:「キッズセキュリティー」ということで、お年寄りだけでなくお子さんの見守りも対応できます。
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ケータイでのキッズ見守りサービスはありますが、端末を持たせないと見守れません。身につけてもらえなかったり、置き忘れちゃったりということが起こります。
それに対し「いまイルモ」は【設置】がウリです。いつも活動する場に設置します。センサーの精度を高めて、その場にいれば「確実に見守れる」ということをウリにしています。
-「いまイルモ」は、経済産業省「ロボット介護機器開発・導入促進事業」に採択されています。具体的にはどういうことですか?
担当者:経済産業省から「こういう機能を満たすものを作れないか?」という要件があり、それを開発するということです。「いまイルモ」は、その要件を満たす機能を順次開発・実装しており、その実証実験を進めています。
詳しい内容については、確定したら公式サイト や会社ホームページでお知らせできると思います。
ほかに「ロボット介護推進プロジェクト」という公募にも応募しており、採択されています。これは、ロボット介護機器の量産化を目的として、介護現場で実際に活用することを推進するものです。これに基づき介護施設での実証実験もしています。
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