株式会社ソルクシーズは、特定の業界向けのサービスをメイン事業に据えるグループ企業を数多く抱えています。株式会社エフ・エフ・ソルもそのひとつで、銀行をはじめとする金融業界向けの業務システム・パッケージ開発が主力サービス。
今回紹介したい「地味にスゴイサービス」は、プログラミング不要の高速開発を実現する「Wagby」です。
管理項目、各種設定・ルールをWeb上で登録すると、それぞれの定義を読み取って業務システムを自動生成。プログラミングやデータベースに関する知識がなくても、設計情報さえあればWebアプリケーションを開発できてしまうツールです。
「シンプルで使い勝手がよく、1~2ヵ月の習得期間で自在に操作できるようになります。弊社の取引先である銀行様にもご利用いただいているのですが、基幹システムではなく、周辺の個別管理用のシステムを開発するケースが多いようです」。
エフ・エフ・ソルの事業推進に携わっているNさんは、導入コストが抑えられることが「Wagby」の最大の魅力と語ってくれました。
簡易に開発できるツールというと、自由度がないイメージがあるかもしれませんが、「Wagby」のもうひとつの魅力はカスタマイズが自在にできることです。
ベースとなるシステムを自動生成したうえで、業務に精通したシステムエンジニアが追加開発やチューニングを施すことができるため、開発案件が多い企業であれば、想像以上にプログラミング等の業務工数をカットすることができます。
金融業界にも活用されているのは、スピードと効率が上がるばかりでなく、セキュリティや内部統制などに対応しているから。権限管理、変更履歴、パスワードの暗号化や強制変更などの機能がデフォルトで備わっており、大手銀行の情報システム部門で求められる要件を満たしています。
「銀行以外では、物流など管理業務が多い業界にも重宝されています。今後の課題として、地方のお客様に『Wagby』のよさをどう伝えていくかということも考え始めています。
インターネットとサーバーがあればどこでも使えるので、スモールスタートしたい新事業や、東京と地方をつなぐリモートワークなどにも活用していただけるのではないかと思います」とNさん。
社内SEの採用が難しい企業、開発コストを効率化したい企業、小規模システムを開発する機会が多い企業は、現在抱えている課題が「Wagby」によって解決するかもしれません。
興味がある方は、エフ・エフ・ソルのサイト で「Wagby」の開発デモ動画をチェックしてみてください。