「超高速!」と言っても、先ごろ話題になった映画「超高速!参勤交代」ではありません。
「超高速!」と言えば、私どもの業界では「超高速開発ツール」が話題です。そこで、連載企画として、「超高速開発ツール」について皆様にお伝えします。
■超高速開発ツールって何?
超高速開発ツールとは、その名の通り、通常に比べて”超高速”でコンピューターシステムの開発を行うことができる、システム開発ツールの総称です。
ざっくり言うと、コンピューターシステムは、データの入出力や加工を行う「処理プログラム」と、データを格納する「データベース」から構成されています。
通常の開発では”設計”をした後、「処理プログラム」はC#やJava、PHPなどの“プログラム言語”でプログラミングします(「データベース」は“データ定義言語”で定義します)。
これはかなり複雑でとても時間の掛かる作業です。これを簡単に素早く行えるように工夫されたものが「超高速開発ツール」です。
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「超高速開発ツール」にはどのくらいの数があるかご存じですか?
昨年8月に「超高速開発コミュニティ」が発足しましたが、正会員として登録されているツールベンダーは実に28社もあります。
いくつかのベンダーは同じツールを取り扱っていますが、ざっと20種以上ものツールが日本国内で展開されていることが分かります。
次回は、超高速開発ツールのカテゴリーについてお話します。