モラル高きシステムエンジニアは、自分から声高に主張はしないものの、聞かれたらついつい長く語ってしまうこだわりがひとつふたつ、いや、いっぱいあるものです。
穏やかに微笑むソルクシーズのシステムエンジニアに、仕事におけるそれぞれのこだわりについて、「ありますよね?」と水を向けてみました。すると…。
やはり出ました、まずはコーディングに関するこだわり。
「とにかく見やすいこと。極力シンプルに。誰がみてもわかるコードじゃないとダメ」
「スキルが高くても特定のひとしかわからないようなコードを書き過ぎると、難しくて読めなかったりする。一緒に働いている人を困らせてはいけない」
この手の話は、総論全員賛成、しかし各論を具体的に掘り下げていくと、そうじゃないこうじゃないと延々盛り上がってしまったりするものです。
ここで注目したいのは、「どんなコーディングがいいか」ではなく、ソルクシーズのシステムエンジニアが、チームプレー志向で関係者すべてに優しいということなのであります。
大規模な開発やシステム変更をすると、モレなくパワーがかかる運用やメンテナンスがついてくるわけです。
「平易でレベルが低くみえても、見やすさ・わかりやすさ重視」というのは、開発と運用を両方担当した経験があったり、顧客が困っているのをサポートしたりした経験があるエンジニアならでは。
このあたりを語り過ぎると、これからシステムエンジニアをめざそうと思っている読者には、わけのわからない話になってしまいそうなので、ここまでにしておきましょう。
次に多かったこだわりポイントは、コミュニケーションです。
「自分から先手を打って声をかけて、課題や不明点を解決するようにしています。向こうからいってくれるだろうと放置して、時間が経ってしまうのはリスク」
「マメに話をすることが大事。ちょっと話すだけで防げるトラブルは多い」
「とにかくお客さんと話します。顧客満足のために仕事しているのだから」
一般には話しベタ、何でもメール、と思われがちなシステムエンジニアですが、システムの開発現場における対面コミュニケーションが大事であることをわかっています。
とりわけ、発注企業と直接話す機会の多いエンジニアほど、会話することの重要性を口にします。“口は災いの元”ならぬ“口は安全の元”、というわけです。
忙しいエンジニアにとっては、ちょっとしたミスが大打撃になることも。。。トラブル防止策にも、それぞれのこだわりがあります。
「仕事に集中する時間ときちんと休憩する時間を意識的に作る(メリハリをつける)」
「バッファだらけの緩いスケジュールを作成しない。管理が甘くなって、貯金をすぐ使ってしまうから」
「設計書やソース、テストの結果を目検で確認しない」
なるほど。先手先手の工数管理、転ばぬ先のなんとやら、というわけですね。
「対人関係が苦手」「冷たい」「デジタル」などという先入観を持たれがちなシステムエンジニアですが、実際は人情に厚く、会話を大事にしながら情熱的に仕事をしているのだということをお伝えしたく、こだわりを紹介させていただきました。