ASMRって、知ってます?「またIT系の新技術が!?」と思った方、働きすぎです(笑)。この記事でも読んでひと休みしましょう。
読み方は「エイ・エス・エム・アール」とそのまんまで(アスマーという人もいるようです)、英語で書くとAutonomous Sensory Meridian Response。日本語に訳すと、「自律感覚絶頂反応」と、何やら危険な世界の香りが漂います。「絶頂」がいけないんですね。
その中身は、聴覚や視覚を刺激する「ちょっぴりキモチイイ」「ゾワゾワ感がある」コンテンツです。
これでもまだ曖昧で、イメージがつきにくいですね。
最もわかりやすいASMRは、ビールを注ぐ音や、一気に飲み干す音ではないでしょうか。食べたり飲んだりしたときの音なら、ポテトチップスやせんべいに惹かれるという人もいるかもしれません。
お腹が空いているのに、ラーメンをすする音やジューシーな肉が炭火であぶられている音を聞かされるのはたまりませんね。しかし、飲食部門のキモチイイASMR第1位を選ぶなら、間違いなくコレです。
「チンチラが、青パパイヤリーフを食べる音」
人間が発する音は、「行儀が悪い」という感覚と背中合わせですが、かわいい動物が一所懸命にエサと格闘している姿は何とも愛らしく、音と映像のセットで気持ちよくさせてくれるのです。
モノ部門なら、どんなASMRが心地よくなるでしょうか。
日本語版も英語版も出回っている人気のコンテンツは、「凍ったアロエを切る音」です。オノマトペ的には「シシシシシ」。かき氷のシロップをスプーンで混ぜるときの、あの感覚です。
この分野でNo.1に推したいのは、「焚火の音」。パチパチ火がはぜる音は、心を鎮める効果がありそうで、眠れない夜のためにキープしておきたいASMRです。
同じ系統として、「石鹸を切ったりつぶしたりしたときの音」があるのですが、こちらは切り刻むビジュアルのぞわぞわ感が人気のようで、YoutubeにさまざまなバージョンがUPされています。
意外と気持ちいいのは、「ビニールの筆入れを爪で叩いたりこすったりする音」。マッサージや整体によく行く人は、頭皮マッサージや両手で肩を叩く音に癒されるのではないかと思われます。
条件反射系では、「美容室でシャンプーしてもらっているときの音」も好評で、うっかり眠ってしまう人も少なくないようです。
というわけで、「キモチイイ編」は、1位がチンチラ、2位たき火、3位は焼肉でいかがでしょうか。
次回の「ぞわぞわ編」では、大人気の2大コンテンツを紹介します。ヒントは「家で使う道具」と「ぬるぬる」です。わかります?