前回に引き続き、【スタンダード版】クライアントの機能についてご紹介します。
今回は、検索に便利な「LiveText」、様々なシステムを組み合わせることができる「コンポジットアプリケーション」についてです。
【検索を素早く行う:LiveText】
日々の業務で同じ検索を行うことはよくありますよね。
「製品番号や顧客番号による社内システムでの検索」、「荷物配達状況や路線を社外のサービスで検索」など頻繁に行っています。
よく使う検索をあらかじめ登録することで【次から素早く検索】できるようにするのが「LiveText」です。
検索したい語が郵便番号や伝票番号など規則性がある文字列の場合、ノーツの文書を開くと自動的に該当する文字列がクライアントによって認識されてアンダーラインが表示されます。規則性が無い場合、テキストを手動で指定して検索(右クリックから検索を実行)するように設定できます。
この機能の長所は「プログラミングが不要である」ことと「データベース個別に設定が不要である」ことです。
ノーツクライアントで設定されていれば、「全て」のデータベースで使用できます。
この一箇所で設定したら全てのデータベースで検索が可能になるというのはとても面白い機能だと思います。
図4:メールで LiveText が有効になっている画面
※クリックで拡大
※ LiveText として住所にアンダーラインが表示されている状態です。
LiveText を使って、郵便番号から住所を確認する。
<<デモ動画>>
【様々なコンポーネントを組合せて表示:コンポジットアプリケーション】
ノーツだけの閉じた世界ではなく、様々なアプリケーションを必要に応じて同一画面上で再利用・連携するための仕組みが「コンポジットアプリケーション」です。
例えば、「顧客管理データベース」と「インターネットの検索サイト」を組み合わせることによって、顧客情報を表示するとその企業の最近のニュースや路線情報を表示できるようになります。
図5:顧客を選択すると企業のホームページを開くサンプルアプリケーション
※クリックで拡大
要件によってはコンポーネントの開発が必要になることもありますが、簡単なものでしたら標準のコンポーネントを使って少しのプログラミングや設定で連携させることができます。
ノーツ以外のシステムと連携させることでノーツの利用も更に広がる可能性がある技術です。
Notesに関するお問い合わせ先Emailアドレスsskaihatsu@solxyz.co.jp