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ITトレンドレポート

あなたは何個いえる?増え続ける「X-Tech」の領域&事例解説【後編】

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さまざまな技術とテクノロジーを組み合わせることで、新たな価値・仕組みを創出する「X-Tech(クロステック)」。本シリーズでは2回にわたり、その具体的な領域と事例について解説します。【前編】に続き、さまざまな「〇〇Tech」を紹介。業界ごとの取り組みについて知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

後編の最初に紹介するのは「Home Tech(ホームテック)」です。「住宅(Home)」にIT技術を導入して、住環境や暮らしの最適化をめざすX-Tech。アプリにより、在宅中はもちろん外出中でも、空調・玄関の施錠・太陽光発電の発電量の調整などをシームレスに管理したり、ペットの体調管理・観察を行ったりします。

一方、不動産業界のソリューションは「Re Tech(リーテック)」と呼ばれ、物件の検索サービス、VR技術を使ったオンライン内覧といった革新的なサービスを実現。特定の物件のデータから、AIが資産価値を算出してくれる「プロップテック(Prop Tech)」という領域もあります。

政治領域は「Poli Tech(ポリテック)」と呼ばれ、アメリカを中心にテクノロジーを使って政治のあり方を変革しようとする動きが進んでいます。具体的な事例としては、インターネットやSNSを活用した選挙活動、署名運動など。政治関連情報を的確に収集・発信しながら、さまざまな声を政府や国会、自治体などに届ける仕組みが増えています。

これに対して、マイナンバーカードの導入をはじめとする行政領域のテクノロジーは「Gov Tech(ガブテック)」。国や自治体が提供するサービスのデジタル化により、公的機関の手続きを効率よく行えるようになります。ユーザビリティの向上はもちろん、税金によってまかなわれる人件費の削減にもつながるソリューションです。

金融(Finance)とテクノロジーを融合した「FinTech(フィンテック)」は、数あるX-Techのなかでもメジャーな領域といえるでしょう。

決済・送金・資産管理・投資・融資・保険など、お金に関連する幅広い領域をカバー。ここ数年では、キャッシュレス決済、仮想通貨、クラウドファンディングが話題になりました。なかでもキャッシュレス決済は、コロナ禍以降に伸びた巣ごもり需要などによって、急速にシェアを拡大しています。

最近、ニーズが高まっているのは、「Health Tech(ヘルステック)」です。介護・病気予防・QOL向上といった健康分野の課題解決によって、健康寿命を延ばすことをめざしています。

ウェアラブルデバイスやヘルスケアアプリを利用して、健康状態の確認・健康管理を行うスマートヘルスケアや、要介護者の状況を見守るシステムなどが代表例といえるでしょう。

とくに女性特有の健康課題に取り組むテクノロジーは「Fem Tech(フェムテック)」と呼ばれ、2025年までに5兆円の市場規模に達するともいわれています。アプリによる月経時期の予測、オンラインでのピルの処方といったサービスは、ニーズが拡大すると見られているようです。。

医療とテクノロジーが融合した「Med Tech(メドテック)」では、医療従事者の負担軽減や、AIを駆使した画像診断・人体データ分析によるヒューマンエラーの防止などが進められています。診療・治療を自宅や無医村で受けられるリモートの技術も、進化を遂げるのではないでしょうか。

デジタルトランスフォーメーション、AI、IoT、クラウドといった技術を駆使して、新たなサービスを開発しているソルクシーズにとっても、X-Techは重要なテーマです。

なかでも注力しているのがFinTechで、ブロックチェーン、キャッシュレス決済などの技術・ノウハウを活用したサービスによって、顧客層の拡大を進めています。

ソルクシーズが提供する「いまイルモ」は、多様なセンサーを活用して高齢者の見守りを支援するシステム。行動履歴・部屋の明るさ・温度・湿度・トイレ回数などの情報を、介護スタッフや家族がデジタルデバイスで確認できるようになるHealth Tech領域のソリューションです。

自動車業界、製造業、通信・インフラ、eラーニング、クラウドサービス、eスポーツなど、さまざまな業界・領域における「専門店化」を推進するソルクシーズ。これからも、X-Tech関連の新たなサービスに関するニュースにご注目ください。

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