昭和生まれの方が最初に聞いたのは、シュガー「レス」ガムでしょう。「砂糖が入ってないから、ママもオッケーさ!」というCMのコピーを覚えている方が多いのではないでしょうか。
その後、技術の進化によって、さまざまな領域で「レス」が増えました。近年、IT業界をはじめとする多くの企業が、ペーパーレス化を推進しています。「ハンコさえなくなれば、出社ゼロで働けるのに…」と嘆くテレワーク社員が増えているようです。
家電業界ではワイヤレス、コードレス。家庭用電話機、ヘッドホン、アイロンなどから次々にコードがなくなり、スマートフォンやガラケーは当たり前になりました。
最近の売れ筋は、掃除機です。ロボット掃除機だけでなく、ダストケースがコンパクトになったスティックコードレスと呼ばれるタイプも急速に普及しており、「コードが抜けて止まっちゃった!」といった現象は、平成までの「あるある」になりました。
さて、ここ数年で最も話題になったレスといえば…そう、キャッシュレス決済です。クレジットカード、プリベイドカード、Suica、デビットカードと、緩やかに多様化してきた電子マネーの世界は、スマホを活用したQRコード&バーコード決済の登場によって一気に変わりました。
経済産業省が、「キャッシュレス・ビジョン」を発表したのは2018年。当時は18.4%に留まっていたキャッシュレス決済の普及率を、2025年の大阪・関西万博までに40%に引き上げるという目標が掲げられました。
2018年末に、「PayPay」が「100億円あげちゃうキャンペーン」を実施したのが起爆剤となり、2019年にスマホによるキャッシュレス決済が急速に浸透。「PayPay」と統合予定の「LINE Pay」や、「楽天ペイ」「au PAY」「d払い」といったサービスが利用者を増やしています。
金融業界のシステム開発案件を数多く手がけているソルクシーズにとって、キャッシュレス決済は身近に感じられるサービスですが、何人かの社員に個人向けサービスの利用状況を聞いてみました。
「クレジットカード」「Suica」と答えた40代以上に対して、下の世代はスマホ系を活用。「アキバのお店はPayPay、Amazonはau PAY、マツキヨでは基本d払い、ローソンはdカード」と、ポイント狙いで使い分けている上級者もいました。
他の「レス」についても聞いてみると、「旅行はチケットレス」「仕事はペーパーレス」という声がちらほら。
「個人でコーディングするとき、基本的にサーバレスで書いている」と答えてくれたシステムエンジニアは、「テストレスで品質を担保してくれるソリューションがほしい」そうです。
今日も1日テレワーク。自宅の電話はワイヤレス、資料のやりとりペーパーレス。午後のコーヒーはカフェインレス、手元のアイコス タールレス。夜食はウーバーでキャッシュレス、掃除はおまかせコードレス、Netflixでテレビレス。そのうち会社は社員レス、それならこっちも会社レス。
…テレワーク社員の「レスRap」を創ってみました。さて、あなたはトータル何個レス!?