【情シス野郎 チラシの裏】は、「情報処理安全確保支援士」資格を持つ情シス担当が、仕事を通して得た知識や技術を、技術面に詳しくない人でも読みやすいよう「チラシの裏」に書くかのごとく書き散らす!というシリーズです。
今回は、コロナ禍でも安全・安心に楽しめる「ニュー娯楽」について考えます。
前回はニューノーマル時代における働き方について書いたが、繁華街だけでなく平日のビジネス街の人の多さを見る限り、現時点ではテレワークはまだまだ浸透には時間がかかりそうだ。
大都市圏では結局アフターコロナどころかウィズコロナもままならずアゲインコロナに突入しつつあるといったvsコロナ情勢だが、いかがお過ごしでしょうか。
おれは風邪をひき、めでたく嫁子供にコロナと命名されるなど、普段と変わらぬ日々を過ごしております。
さて、今後もこのアゲイン状況下で最も制限されるのはやはりどうしても娯楽分野かと思う。Go Toキャンペーンにも賛否が分かれているし、夜の街や舞台などでクラスター感染など発生すればバッシングの嵐である。
バッシングについてはもちろん対応が足りていない、規模が大きい、など批判を浴びても仕方ない面があるだろうが、これが飲食店や百貨店、オフィスビルなどで発生したとしてもここまで大きく取り上げられるとは思えない。
娯楽施設であるがゆえのバッシングという側面があるように感じる。その根本にあるのは「みんな我慢してるのに、何してくれてんの?」という感情だろう。
おれも毎年数回は推しチームの本拠地である地元埼玉県の某山奥ドームに足を運んでいたが、今年は行けそうもない。リスクがあるから敬遠しているというのもあるが、それ以前に5,000人という入場数制限によってチケットが当たらない状況である。
同じような野球ファンが国内に300兆人は存在すると推定しているが、昔のように巨人戦が民放で放送されてそれ以外の試合は地元放送局かラジオのみという時代ではない。
CS放送やネット配信で推しの試合を全試合観ることが可能だ。それがさらに5Gサービスの登場により今後スポーツ観戦はさらに凄いことになりそうである。
数年前より大手通信キャリアが実証実験を行っていた5G通信による大容量映像のリアルタイム配信だが、今年開幕と同時に福岡ソフトバンクホークスの本拠地試合でVRサービスとして提供開始されている。
、、、と言われても、「何が違うのよ」という感じだろう。
従来の試合配信と異なる点は、
・臨場感の高い(フィールドに近い)カメラ位置
・複数のカメラ視点を手動で切り替え可能
の2点である。
なおこのサービスはVR映像のためVR視聴機器が必要だ。
ただしこのサービス、5Gコンテンツ配信サービスではあるが、カメラ台数がまだ多くないためか4G端末でも利用可能のようだ。
将来的には5Gの大容量リアルタイム通信という特長を生かし、大量のカメラを多角的に設置して同時配信し、どの位置どの角度でも自在に動かしながら好みの視点で臨場感のある観戦が自宅やスマホで可能になるだろう。
野球のみならず他の競技においても同様のサービスが展開されることになると思われるが、外出せずに楽しめるという点において、ニューノーマル時代におけるローリスクなニュー娯楽である。
おれが子供の頃は「元気よくお外で遊びなさい!」とよく言われていたものだが、今やお外で遊んで感染したら元気どころか命に関わる時代になってしまった。
しかしそういったおうち向け娯楽サービスでは、他にも流行りのeSportsや、今やTVのリモコンにもついているNetflixやYouTube等の動画配信サービスなどがここ数年で一気に浸透している。
コロナ禍においても宅配サービスやテイクアウトに切り替えた飲食店は業績を伸ばしているところもあるというし、Zoom接待で大儲けしたキャバクラ譲もいると聞く。
趣味娯楽においても危険な夜の街や密な場所に飛び込まず、おうちで楽しめる最新サービスを探せばリスク回避と同時に新たな趣味が見つかり生活が豊かになるのかも知れない。
子供にコロナと呼ばれるくらいなら、これを機に気になる「ニュー娯楽」を試してみてはいかがだろうか。